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ゆうとりあ の商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2015/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

佐竹さんの奥さんはゆうとりあにすんなり馴染んで、その適応力はすばらしいと思った。 地域の付き合いや獣害対策は都会から田舎に移住した人の苦労など、とても興味深かったけど、ラストのお遍路さん話とおやじバンドの河村さん&サキちゃんのラジオからの応援メッセージに涙とかは余分だったかなぁと個人的には思っている。せっかくならお遍路さんより蕎麦屋のオヤジになった佐竹さんの奮闘ぶり書いて欲しかったなぁ。

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2012/02/20

団塊世代の克弘の田舎への移転物語だが,同年代の小生としても身近な,膝を打つような話しが続出.里山での人間と動物の関係の話が特に秀逸.楽しく1日半で読破.

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2011/03/30

「ゆとりのある老後を」をキャッチフレーズにした、富山の山奥の廃村「ゆうとりあ」 定年後、その場所を終の棲家と定めた夫婦の物語。 待っていたのは、ひと癖もふた癖もありそうな隣人たちや イノシシ、サル、熊たち。 現実はそう甘くない!(笑)

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2010/08/04

定年後の生活を描いた内容で東京のサラリーマンが第二の人生に蕎麦打ちでの店を夢見て夫婦で"ゆうとぴあ"との田舎生活を営む姿が面白く考え方が参考となった。

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2010/03/11

団塊の世代の男たち。 定年後、新しい事業を立ち上げたり、オヤジバンドを組んだり、田舎暮らしをはじめたり。 それぞれやさしい道のりではないけれど、人生ひとそれぞれ。

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2009/10/07

定年を迎えた佐竹は、妻と理想郷“ゆうとりあ”に移住するが…。“非会社員生活”の理想と現実をコミカルに描く、傑作長篇。

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2011/07/18

最後はほろりとさせられました。田舎に移住することで直面する問題と、定年後の充実した生活を求める気持ちとを絡めたことで、とても深みのあるいい小説が生まれたと思います。途中、動物駆除の話はもういいよ…と感じた部分もあったけれど。

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2009/10/04

初期の骨太の作品と比べて柔らかで読みやすい作品。 定年後に田舎に引っ越した夫婦の生活。楽園とばかりは言えない実態と、そこで考えたことが自然体で書いてあり、考えさせられるところもあった。 またぎの孫だという加奈子さんの存在感が圧倒的で素敵。

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2009/10/07

実は、毎日毎日、漠然と暮らす日々の中で かなり本気で地方暮らしをしたいと思い始めて いただけに...考えさせられます。 今まで都会で暮らした事のない人間が、そのままの 都会型の思考で、生活スタイルを無理に変化さえようとすると 当然生じる問題。今作の主人公たちのように葛藤しながらも...

実は、毎日毎日、漠然と暮らす日々の中で かなり本気で地方暮らしをしたいと思い始めて いただけに...考えさせられます。 今まで都会で暮らした事のない人間が、そのままの 都会型の思考で、生活スタイルを無理に変化さえようとすると 当然生じる問題。今作の主人公たちのように葛藤しながらも 受け入れる事が出来るのか...。 田舎暮らしになんの根拠もイメージもなく、ただ現実逃避の 手段として甘く考えるだけの自分に警鐘となる、タイミングのいい作品ではあった。 でも、少々地味でかなり淡々と展開される物語はやや 物足りなさを感じてしまいます。 もっとコミカルに還暦を迎えた男達の第2の人生を描いた 作品...のように勘違いさせるようなオビコメントの先入観との ギャップが原因?? しかしここでもクマ出すか(笑)!?

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2012/02/21

定年退職後は,どう過ごしますか?〜三流商社をリストラにも遭わず課長で定年退職した佐竹は妻が使っていた蕎麦打ちセットで生粉打ちに挑戦していたが,熟年離婚を迫られている元同僚の北川の新規事業への協力を求められて,妻の提案する石川県での田舎暮らしを決意する。500坪の土地と35坪の家を...

定年退職後は,どう過ごしますか?〜三流商社をリストラにも遭わず課長で定年退職した佐竹は妻が使っていた蕎麦打ちセットで生粉打ちに挑戦していたが,熟年離婚を迫られている元同僚の北川の新規事業への協力を求められて,妻の提案する石川県での田舎暮らしを決意する。500坪の土地と35坪の家を手に入れたが,個性的な新住民は団塊の世代だが,炭焼きを生業とする三橋家だけは若い。妻は野菜育てを生き甲斐とし,自分は蕎麦店開店を目標とするが,山から猪や猿や熊まで出てきて,対応に大童だ。熊だけは危険と罠が仕掛けられ捕まった雄は殺処分と決まったが,猿対策は進展が見られない。猟師免許を持つ三橋妻は下北の様子を見てこいと言う。帰りに寄った東京では北川と話をし,何を求めて田舎暮らしを始めたかが見えてきた。同世代の北村はヘヴィメタロックでデビューを目指すが,曲作りに行き詰まって四国のお遍路に出たと聞かされる。猿除けの柵は人を囲む檻の様であり,生き物たちとの境界での共生は仕方ないし,気楽に蕎麦打ちを楽しめば良いと考えが変わってきた。やがて蕎麦打ちの技術が上がった佐竹は9月の開店を控えて,真夏のお遍路に出て挫折しかけるが,ラジオからはデビューを果たした仲間から応援が届く〜定年後の話としては「三匹のおっさん」に続いている。一応,理屈は通っているが,三橋家の存在がなければ物語が展開しないところが味噌

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