早稲田ラグビー 進化への闘争 の商品レビュー
2008年、まさかの敗戦。飛び交う罵声。不安と自信喪失。追い込まれた王者はどう立ち直ったのか-。奇跡の2連覇を成し遂げた早稲田ラグビーの強さと、鬼才・中竹竜二監督の戦略と組織作りに迫る。 対抗戦で9年ぶりに明治に敗れ、大学選手権へ向けてスクラム立て直しが急務だった早稲田。選手権...
2008年、まさかの敗戦。飛び交う罵声。不安と自信喪失。追い込まれた王者はどう立ち直ったのか-。奇跡の2連覇を成し遂げた早稲田ラグビーの強さと、鬼才・中竹竜二監督の戦略と組織作りに迫る。 対抗戦で9年ぶりに明治に敗れ、大学選手権へ向けてスクラム立て直しが急務だった早稲田。選手権出場が叶わなかった明治に教えを乞うた中竹監督、快く早稲田のグランドへ教えにきた明治。早明の特別な関係を表わすいい裏話だ。選手権決勝当日のウォーミングアップ時。試合に出られず複雑な思いの4年生がブレザーを脱ぎYシャツ姿でタックルダミーを抱え、泥だらけになりながら出場する選手を鼓舞する。レギュラーも控えも涙、それを見る中竹監督も涙。いい話だ。 (B)
Posted by
早稲田ラグビーの08-09シーズン、つまりは「豊田組」の記録である。 対抗戦で2敗しながらも、大学選手権を2連覇する、 その過程をチームの裏事情も紹介しながら追っていく。 それにしても改めて思うのは、 このストーリーを中竹監督は計算していたのだろうか? 苦しいシーズンになるとい...
早稲田ラグビーの08-09シーズン、つまりは「豊田組」の記録である。 対抗戦で2敗しながらも、大学選手権を2連覇する、 その過程をチームの裏事情も紹介しながら追っていく。 それにしても改めて思うのは、 このストーリーを中竹監督は計算していたのだろうか? 苦しいシーズンになるということ、 豊田が豊田らしいキャプテンシーを発揮するために、 紆余曲折を踏まなければいけなかったことなど、 どこまで想定していたのか、気になるところだ。 スポーツ誌の特集やこの本を読んでいく限り、 中竹監督はかなり確信めいたストーリー作りをしていたように思われてならない。 まあ、そうしたことも含めて、 部外者からでは見えてこない様々なストーリーが交錯して、 08-09シーズンの「荒ぶる」があったということだろう。 この本は、端的に08-09シーズンのふりかえり本である。
Posted by
- 1