被写体 の商品レビュー
三浦友和というひとのことがすごくよくわかる本。 この方は、実直なんだなぁ。。 大スターと結婚した複雑な葛藤を隠すことなく書いている。 自問自答の先には常に彼女を傷つけまいとする気持ちが一番に来ていて、ああ、山口百恵さんはほんとうに素敵なひとと巡り合えたのだなあとおもう。 私...
三浦友和というひとのことがすごくよくわかる本。 この方は、実直なんだなぁ。。 大スターと結婚した複雑な葛藤を隠すことなく書いている。 自問自答の先には常に彼女を傷つけまいとする気持ちが一番に来ていて、ああ、山口百恵さんはほんとうに素敵なひとと巡り合えたのだなあとおもう。 私にとっては三浦友和さんのほうがメジャーだったので、あとから奥さんが山口百恵なんだ!と驚いた記憶がある。 彼はずっと、「百恵ちゃんの旦那」と呼ばれることに不愉快な気持ちを抱いてきた。 引退をしても(したからこそ?)マスコミに執拗な行動をとられ続け、いかに大変な環境で子供を育ててきたか、すこしでも感じることのできる一冊になっている。 免許で学校に通うことも、食材を買いに出かけることも、子どもの入園式に出ることも、運動会も… 入園式の章は涙がでた。 芸能人だって人間だ 否、百恵さんに関してはもう芸能界を引退されているのだ マスコミのせいで一度きりの入園式に出られないなんて、ほんとうにゴミだとおもった。 子どもがかわいそうだと泣いたマネージャーと、写真だけでも裏門から撮りに来て、とゆってくださった園長先生のやさしさにも涙が出た。 マスコミにとどまらず、恐ろしい泥棒体験の話、マスコミを意識しすぎたゆえの運動会でやっちまった話、、 芸能人はいいよなー、なんて嘘でも言えない。 でも、いちども不幸だと感じたことはない、 家族は守るべきものだ、と断言し、 いまもベストカップルに選ばれ続ける三浦夫妻は日本国民のあこがれだと思っている。
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三浦友和に対して、「温和な好青年」ってイメージを抱いていたので、感情を切々と語ったこの本の文章にすごく驚いた。 それだけ壮絶な毎日を送ってきたんだろう。 三浦夫妻やその周囲の人たちにここまでの感情を抱かせここまで振り回したマスコミの猛攻は、「有名税」という一言で片付けられるもの...
三浦友和に対して、「温和な好青年」ってイメージを抱いていたので、感情を切々と語ったこの本の文章にすごく驚いた。 それだけ壮絶な毎日を送ってきたんだろう。 三浦夫妻やその周囲の人たちにここまでの感情を抱かせここまで振り回したマスコミの猛攻は、「有名税」という一言で片付けられるものではない。 マスコミの人ももちろん仕事でやっているんだし、実際に記事や報道を待っている人がいるのもまた事実だから全てを否定できるわけではないけど。 マスコミに限らず、仕事だからといって思考停止状態で相手の気持ちも考えずに突っ走るのはいけないことだと、改めて思った。 自分もそうならないように気をつけよう。
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1999年に単行本で刊行されたもので、2009年に文庫化。 文庫版追記で長男のユウくんのことにちょっと触れられてます。 次男の貴大くんは俳優さんですよね。気になる。 「入園式」の章、涙が出た。
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言わずとしれた、山口百恵さんのご主人が書かれた本。結婚されてからマスコミの取材攻勢にどのように対応したのか、またその中での苦悩が詳細に書かれている。私たちは、そこまでプライベートを犠牲にさせてまで、芸能人のすべてを知りたいのだろうか?と考えさせられた。
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