空海 塔のコスモロジー の商品レビュー
塔とは世界の中心を示すものであるとともに、こころの空間構造を示すものでもあるという視点がとても斬新。 そして見るだけではなく、そのまわりを回るものでもある。その時、あなたは世界の中心とひとつに溶け合っている…。 ちょっとない、不思議な読書体験だった。 ハードカバーのせいか、あ...
塔とは世界の中心を示すものであるとともに、こころの空間構造を示すものでもあるという視点がとても斬新。 そして見るだけではなく、そのまわりを回るものでもある。その時、あなたは世界の中心とひとつに溶け合っている…。 ちょっとない、不思議な読書体験だった。 ハードカバーのせいか、あまり読まれていないみたいだが、この著者のうち、もっとも読みやすく、かつ代表作。自信をもってイチオシです。
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分かりやすい文、たくさん挿入された写真や図解。興味深い内容。お推めです。 1部 柱、そして五重塔 1、塔と柱信仰 2、五重塔の不思議 3、中心から周辺へー舎利信仰の寺・飛鳥寺=創建法隆寺と四天王寺=仏舎利と仏像が同格になった「新創建」法隆寺=薬師寺へ=裳階の不思...
分かりやすい文、たくさん挿入された写真や図解。興味深い内容。お推めです。 1部 柱、そして五重塔 1、塔と柱信仰 2、五重塔の不思議 3、中心から周辺へー舎利信仰の寺・飛鳥寺=創建法隆寺と四天王寺=仏舎利と仏像が同格になった「新創建」法隆寺=薬師寺へ=裳階の不思議=仏舎利を持たない塔の出現=広告塔としての七重塔・東大寺と国分寺=孤立する塔興福寺、東寺 2部 塔その豊穣のかたち 1、塔のはじまりー涅槃を形で表現、宇宙卵・宇宙山・宇宙樹、コスモロジー、塔とは周りを回る 2、歩くことと瞑想することー石窟(アジャンタ、エローラ、カールラー)、動と静の祈り 3、嫌われた半球体ー須弥山 4、展望台として、三次元座標として、塔が曼荼羅だった 3部 空海創建の塔 1、柱がほとけになったー東寺、シンプルな樹木信仰から構造的宇宙へ 2、「地、水、火、風、空」が塔になる 3、空海の大塔を創造復元するー根来寺大塔 4、ぜひとも二つ必要だった大塔ー二つの大塔二つの曼荼羅 5、胎蔵と金剛界、どちらを先に 6、多宝塔から五輪塔へ
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2010.1.13改めて気にかかったのでupdate. === (過去の記録) たまらなく興味を惹かれるタイトル。 東京タワーの見えるこの書斎で出逢えるなんて。
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