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美熟女義母 湯けむり艶肌淫戯 の商品レビュー

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「母」と「女」との狭間に悩むヒロインの切なさ

タイトルにある義母の他に従姉が出てくる切ない物語。こうした2人ヒロインの場合、メインとサブに分けるかダブルヒロインとするかで大きく分かれるが、メインとサブに分けた場合だとサブヒロインがハッピーになれないことが多い。本作もその系統に括られる展開ではあるが、義母と主人公(義息)との本...

タイトルにある義母の他に従姉が出てくる切ない物語。こうした2人ヒロインの場合、メインとサブに分けるかダブルヒロインとするかで大きく分かれるが、メインとサブに分けた場合だとサブヒロインがハッピーになれないことが多い。本作もその系統に括られる展開ではあるが、義母と主人公(義息)との本線に従姉が(結果的には)割り込んでくる形ながら、話の軸としてはメインヒロインたる義母が「母」の矜持から身を引こうとするところに特色のある作品と言えよう。つまり、序盤から中盤まで義母は主人公の想いを知りつつ、自分の本当の想いもある程度認識しつつ、それでも母としてギリギリのところで拒む。体は「女」としての反応を見せるのだが何とか耐えるもどかしい流れである。従姉のストレートで正直で全開な想いが清々しくもあるため、何とも言えない雰囲気で進む。かつて義母に懸想していた男の存在もチラッと見えてるのがこれを助長する。最後の最後に主人公の念願は成就されるのか?という展開ながら、従姉にも肩入れしたくなる魅力がある。この意味では良く出来たストーリーと言えよう。 では、前半で義母が拒むことで情交描写がスポイルされているか、というとそうでもない。お口奉仕や素股で何とかやり過ごす描写ではあるが、これが良好なシチュエーションと義母の悩ましくも艶めかしい反応がナイスなために、興奮度のかなり高い情交が描かれている。勢い余って「初めて」を捧げる従姉も負けずに頑張るし、最後には3Pもあって、この方面でも良く出来ていると言わねばならない。ドラマとカラミが相互に良さを引き出す巧みさがある。作者の経歴からすると、二次元ドリーム文庫で培ったノウハウを短編の官能小説でお試ししつつ、満を持して長編デビューに至ったのでは?との推測も成り立ちそうである。

DSK