ペナルティはキスで の商品レビュー
デビュー年の初期作品です。 この時期のジェシカ作品には、ダーリンの甘ったるくて背中の痒くなる告白大会はまだない。 でも、頑張る健気な秘書と鬼上司の構図や、ダーリンの遠回りな優しさや、意地のぶつかり合いは既に出来上がっている。 社長に男と同棲していると思い込まれて、悲惨な状態に。そ...
デビュー年の初期作品です。 この時期のジェシカ作品には、ダーリンの甘ったるくて背中の痒くなる告白大会はまだない。 でも、頑張る健気な秘書と鬼上司の構図や、ダーリンの遠回りな優しさや、意地のぶつかり合いは既に出来上がっている。 社長に男と同棲していると思い込まれて、悲惨な状態に。それでも、倒れるまで意地を張ってしまうのは、なぜ?という展開。 意地っ張りなバージンのプライドの壁を突き崩そうとすればするほど、裏目に出るダーリンが、ちょっと哀れなロマだが、楽しかった。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4178.html
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上司の不正行為が発覚し、当惑する秘書のジェリーの前に本社からやってきた社長クロフォード・アロースミスが現れた。クロフォードはジェリーを見るなり、鋭い口調で質問を始めた。まるで彼女も不正行為に加担していたと疑ってでもいるように。思わず怒りをあらわにしてジェリーは抗議し、彼をにらみつ...
上司の不正行為が発覚し、当惑する秘書のジェリーの前に本社からやってきた社長クロフォード・アロースミスが現れた。クロフォードはジェリーを見るなり、鋭い口調で質問を始めた。まるで彼女も不正行為に加担していたと疑ってでもいるように。思わず怒りをあらわにしてジェリーは抗議し、彼をにらみつけた。いつもなら秘書らしい冷静な態度を保っていられるのに、このボスに見つめられると得体の知れない不安に駆られてしまう。解雇を覚悟した彼女に意外にもボスはほかの仕事を与えると申し渡し、“では、また明日”と冷たい声で言った。彼の言葉は脅し文句のようにジェリーの耳に響いた。 ヒロインが頑なすぎて共感できない。会社の福利厚生じゃなくても公的な援助くらいあるだろうに。それにいくら夫を亡くしたといっても、何もできなくなる妹も最低。自分のことくらい自分で面倒を見るべき。ヒーローのほうも目的が不明確。ヒロインには余裕がないのだから、なんのためにそういうことをするのか、わかりやすく説明すべき。
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