まるまれアルマジロ! の商品レビュー
ふんわり だけどシュール 面白い 「頭のうちどころが悪かった熊の話」 とあわせて また何度か読み直ししたい 妙興寺ブックオフにて取り寄せ
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卵から始まる動物寓話集。 「心配性のコウノトリ」優柔不断なコウノトリが親を決められないまま赤ちゃんは成長し…。子供が幸せになる保証のある家なんて初めからない。成長、旅立。大切なのは自立する力。
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「オケラのお月見」 地下に住むオケラの家族が月を見るために地上へ出るのですが、コウノトリの卵を月と間違えてしまいます。 「オオカミの大きなかんちかい」 落ちていた卵とのなんとも愉快な関係。 「ハゲタカの星」 雛が産まれて父親を始めて見た時のショックと実は立派な仕事をしていたことに...
「オケラのお月見」 地下に住むオケラの家族が月を見るために地上へ出るのですが、コウノトリの卵を月と間違えてしまいます。 「オオカミの大きなかんちかい」 落ちていた卵とのなんとも愉快な関係。 「ハゲタカの星」 雛が産まれて父親を始めて見た時のショックと実は立派な仕事をしていたことに気付かされる話。 「まるまれアルマジロ」 ダチョウの雛と勘違いされたアルマジロ。姿形ではない愛情物語。 「心配性のコウノトリ」 天使に連れられて赤ん坊を届ける仕事をもらうのだが。 最後にハゲタカも登場して見事にループが完成しました。 何が大切なのかを優しい言葉で伝えてくれる本でした。 そしてクスっと笑えるところもたくさん! 安東みきえさんの本、好きです。
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安東みきえさんのこの本は‘卵があった’の一節から始まる五つの連作短編集。 どの短編もハートウォーミングな中にも毒を含んでおり、そのピリリとした刺激が癖になりました。 『オケラのお月見』 オケラの家族は土の中から出たことがない。物知りの父さんに聞けば何でも教えてくれるからだ。ある日、子供たちは話を聞いてお月見がしたいと言い出すが...。 ...土の一粒一粒には‘土の記憶’があって、耳をすませば‘土の声’が聞こえる、という世界観が素敵。土は元々生き物であり物質であるから、だそう。そうだとしたら世界はなんと賑やかだろう、と思った。 『オオカミの大きな勘違い』 森の中で卵をみつけた気の弱い狼。 もって帰ってきてゆで卵にしようと思い立つ。 一方、卵の中の‘彼女’はあたためようとする彼の行為を勘違い。 「あたためてくれるなんて何て優しいんでしょう!」 ...さて、すれ違っている彼らの思いはどうなるのか。これが一番好き。胸キュンです。ラブです。 『ハゲタカの星』 「早くカラをやぶって出ておいで」 優しくて立派なお父さんの声に促されて卵から出てきたハゲタカの雛。けれども想像とお父さんの姿とは違っていて...。 ...ハゲタカのルックス、生態を上手く利用している一篇。嫌われているハゲタカとして生まれてきた彼はどう生きるのか。 『まるまれアルマジロ!』 ダチョウの夫婦が、孵らない卵の代わりに見つけたのは丸まったアルマジロ。アルマジロはつつかれるのが怖くて丸まり続ける。ダチョウの母親は卵だと無理矢理思い込み温め続ける。気づかないフリを続ける彼女らの関係はどうなるのか。 ...表題作。ほんとうの家族って?と考えたくなる。 『心配性のコウノトリ』 天使から人間に赤ん坊を届ける使者として選ばれたコウノトリ。初仕事をすることになる。 「幸せになるか、不幸になるか、届ける先の見きわめがなによりも大事なのです」 ...どんな親の家に生まれたら幸せになれる?お金持ち?尊敬されている?愛情深さ? あーでも結局はそこだよね、と納得の結末でした。 児童書だからか、テーマが明確で分かりやすい。中学生くらいが感想文書きやすいかもしれません。もちろん、大人が読んでも面白いし、考えさせられます。 ハゲタカの話でも書きましたが、いろいろな動物たちの特性を上手に生かして物語を創られています。図鑑やスマホなどで彼らの姿を見ながら読むのも楽しいです。
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卵からはじまる、緩やかに繋がる5つの物語。 どれも可愛くて優しくてほのぼのとした物語で、心を和ませてもらえて読んで良かった。 オケラだってオオカミだってインコだってハゲタカだってハイエナだってダチョウだってアルマジロだってコウノトリだって。 みんなみんな誰かのことを思いやったり、見たいもの知りたいことが色々あったり歌を歌ったり、楽しくて笑ったり悲しくて泣いたり…生きているって本当に素敵なことだと思える物語だった。 特に「ハゲタカの星」が好き。 下和田サチヨさんの絵もとても可愛くて物語のイメージにピッタリ。
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卵から始まる五つの短篇集。 教訓めいたものを感じつつも、どれも面白く読めた。 「オケラのお月見」 心配性なお父さんの下を旅立つ息子達。 ここでお月様だと思っているものは、本当は… 「オオカミの大きなかんちがい」 歌が好きなオオカミに拾われた卵。 卵からかえった小鳥は、純粋にオ...
卵から始まる五つの短篇集。 教訓めいたものを感じつつも、どれも面白く読めた。 「オケラのお月見」 心配性なお父さんの下を旅立つ息子達。 ここでお月様だと思っているものは、本当は… 「オオカミの大きなかんちがい」 歌が好きなオオカミに拾われた卵。 卵からかえった小鳥は、純粋にオオカミを慕うのだが… 「ハゲタカの星」 卵の中で憧れた親はハゲタカだった。 だが、ハゲタカにもプライドがあった… 「まるまれアルマジロ!」 親知らずのアルマジロ。 丸まっていたら卵ということにされてしまい、ダチョウと共に暮らすことに… 「心配性のコウノトリ」 子どもを運ぶ役目のコウノトリ。 幸せにしてくれる親を探すための想像が妄想に変わり…
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タイトル通り、卵からはじまる5つの話。 児童書はいいね。 どのお話も愛ある素敵なお話でした。 どれも、優しくてちょっと楽しいお話でしたが、 「ハゲタカの星」が一番好きかな。 表題作もよかった。 正直アルマジロは見た目が苦手だったのだけれど、 アルマジロにはなんの罪もないの...
タイトル通り、卵からはじまる5つの話。 児童書はいいね。 どのお話も愛ある素敵なお話でした。 どれも、優しくてちょっと楽しいお話でしたが、 「ハゲタカの星」が一番好きかな。 表題作もよかった。 正直アルマジロは見た目が苦手だったのだけれど、 アルマジロにはなんの罪もないのに、 今までごめんねって思いました(笑) でも、ちょっと苦手。ごめんね、アルマジロ。
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動物。寓話。童話。鳥。短編。 どの話もとても深くて良い話。 動物の習性を活かして自然を描きながら、人間に暖かいメッセージを送る。 どれも好きだが、「オオカミの大きなかんちがい」が一番。
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安東みきえさんがこの一冊で決定的に好きな作家になった。 温かな眼差し、ユーモア、想像力、構成力、どれも素晴らしく憧れる。
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頭のうちどころ~を読んで 「ふぅ~ん・・・」って感じだったけど 105円と装丁のかわいらしさにつられて購入 頭のうちどころ~より好きかなー かわいらしかったし ちょっと心があたたまったし いい買い物したなーとオモウ
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