っぽい の商品レビュー
「っぽい」 「っぽい」それはふしぎなことば… このお話は、とっても絵を描くことが大好きなラモンくんが、ある日お兄ちゃんに、「なんだこりゃ!? ぜんぜん 似てないじゃん!」と言われたことによってラモンは、何も言えなくなって、絵をくしゃくしゃにまるめて投げ捨ててしまいました。そ...
「っぽい」 「っぽい」それはふしぎなことば… このお話は、とっても絵を描くことが大好きなラモンくんが、ある日お兄ちゃんに、「なんだこりゃ!? ぜんぜん 似てないじゃん!」と言われたことによってラモンは、何も言えなくなって、絵をくしゃくしゃにまるめて投げ捨ててしまいました。それからというものラモンは、 「ちゃんとした えを かかなくちゃ。 ほんものそっくりに かかなくちゃ。」 と毎日ひたすら頑張り続けけました。でも全然本物そっくりに描くことはできなかったんです。 「もうやめた」 そしてついにラモンが絵を描くことが嫌いになってしまうんですよね。でもそんなのことを好きと言ってくれる妹。全然似てないよねって言う兄に対して妹は、 「そんなことないよ、ちゃんとそれ『っぽい』絵になってるよ。」と言いました。それを聞いたお兄ちゃんは、「そうかそれっぽい絵でもいいのか。」とまたたくさんの絵を描きました。そしてラモンは、いいことに気が付きました。「っぽい」えなら、形のないものだってどんどん書くことが出来る。そして、それは言葉でも同じようなことが言えるということです。 「こうでなくちゃ、ああでなくちゃ、じょうずじゃなくちゃ」そんな枷がなくなったら、世界はもっと楽しくなる。 これはこの本のキャッチコピーです。この本では、ラモンは完璧であることをやめ、それっぽい絵を描くことによって自分の世界を広げました。 今度は私たちの番です。私たちが完璧というものにとらわれず、もっと気楽に自分たちの世界を楽しんでいきましょう。お子様だけではなく、学生、親もいろいろと考えさせられるいい一冊になっていると思います。是非読んでみて下さい!
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「っぽい」でいいんだね。 「っぽい」ってすてきだね。 「っぽい」は自由と広い世界を与えてくれるね。 「自分の声に耳をかたむけること」を大切にする勇気をもらえた気がします。子供に教えてあげよう。
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「っぽい」えでいい。 それなら、かたちのないものでもいい。 こころにうかぶことばをかいてみる。 そうしてせかいをあじわう。 自分の声に耳を傾けるのが大事。
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[江戸川区図書館] 原題は「ish」だということです。 自分の描く絵が描いているものに"全然似てない"とお兄ちゃんに言われて落ち込んでしまうラモン。でもそのラモンを元気付けてくれたのは、妹の一言。 表題につけられた「っぽい」に気づいて胸をはれる自信だけで...
[江戸川区図書館] 原題は「ish」だということです。 自分の描く絵が描いているものに"全然似てない"とお兄ちゃんに言われて落ち込んでしまうラモン。でもそのラモンを元気付けてくれたのは、妹の一言。 表題につけられた「っぽい」に気づいて胸をはれる自信だけでなく、ラモンを落ち込ませてしまった一言と立ち直らせてくれた一言を汲み取れるように読んでみたいな。 ============== やっと実際に息子に読みきかせしたけれど、遊びたくてうずうずだったせいとやや大目の文章のせいか、あまりしっかりと聞かずに終わってしまった。 ただ、いくつかの絵を指差して「お花!」などと声をあげていたので、次回はどんな出来で、他人がどう思おうと、誰か(自分)が「何か」だと気づければいいものなんだと分かって欲しいな。 そう、絵に限らず、自分が表現しようと思ったものを誤解されてもいいと思う。自分が誰かがそれを見て、「あ、○○だ!」と感じてくれれば、自分の意にそぐわなかったとしても具象物に存在意義がうまれると思う。
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"ish" ラモンは絵を描くのが大好きだったのに、 兄にその絵を笑われてから、思うように描けなくなる。 「正しい」とか、「本物」だとか、 1つの指標ではあるけれど、 それが全てではない、ということ。
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「ちいさなあなたへ」のピーター・レイノルズ作。 「正しい○○」ってなに? 存在するのかな? とらわれ過ぎず、自分のココロを解放して欲しい! 子どものいる大人はもちろん、 全ての大人の皆さんに、ぜひ一度は読んで欲しい一冊です♪
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ピーター・レイノルズさんの作品は大人へのメッセージブックですね。 「てん」しかり「ちいさなあなたへ」しかり「っぽい」しかり!
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