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バージンフェティシズム の商品レビュー

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むしろ“チェリー”フェティシズム

あとがきによると全9編のうち2007年の作品3編に2004年の(作者曰く)「幻の迷作(全3話)」と読み切り2編+描き下ろしの「おまけまんが」という構成とのこと。この「読み切り」というのが(描き下ろしとは違うのか)よくわからないのだが、とにかく2004から2009年までの画風の違い...

あとがきによると全9編のうち2007年の作品3編に2004年の(作者曰く)「幻の迷作(全3話)」と読み切り2編+描き下ろしの「おまけまんが」という構成とのこと。この「読み切り」というのが(描き下ろしとは違うのか)よくわからないのだが、とにかく2004から2009年までの画風の違いも知ることの出来る短編集である。さすがに最近のはヒロインの美麗さが違う。とりわけコマ割りをさほど気にせずに描かれている【チェリーフェティシズム】と題された4頁の「おまけまんが」は紙面いっぱいに美しいヒロインが描かれていて素晴らしい。オチも笑えるナイスな小品である。2007年の3編は【Private Fetishism Cherry Case.1-3】とサブタイトルのある一連の作品だが各話に関連性はなく独立した話で、主人公は3編とも「初めて」、つまりチェリー君である。憧れのAV女優が実はお隣さんだったという話で、TV画面に写るのと同じポーズで主人公に手解きをするヒロインが印象的だった。2004年の作品【どきドキしちゃお!!】は画風もやや古く(加筆しようにも絵が今と違いすぎてとても直せない……らしい)ちょっと変わった設定やあっという間の相思相愛展開などに微笑ましさを感じるものの、まぁ、悪くない作品である。

DSK