幻の1940年計画 の商品レビュー
あの戦争がなければ、かなりの前倒しで実現したかもしれない幻の「オリンピック」「万博」「テレビ放送」「弾丸列車(新幹線)」。 これが1940年(昭和15年!)に出来ていたかもしれないという。 この時代のイメージといえば、歴史の教科書やテレビなんかの影響で、戦争に進んでいく暗いくら...
あの戦争がなければ、かなりの前倒しで実現したかもしれない幻の「オリンピック」「万博」「テレビ放送」「弾丸列車(新幹線)」。 これが1940年(昭和15年!)に出来ていたかもしれないという。 この時代のイメージといえば、歴史の教科書やテレビなんかの影響で、戦争に進んでいく暗いくら~い時代という印象が強いですが、こんなふうに庶民が未来に夢を見ることができる時代でもあったのだな、ということが認識できました。 それにしても、戦争というのは、こんなふうに「手が届きそうだった夢の未来」をストップさせ、はたまた後退させ、あげく消し去ってしまう。 良いことなんか、な~んもありゃしない。
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太平洋戦争へ突入する直前の1940年。日本は東京オリンピックの誘致に成功、また万博も同時開催、テレビ放送の開始、東京~北京間の時速150キロのSL「弾丸列車」の計画があった。もし成功していたら・・・たいへん興味深い内容。ちなみに映画K-20はこの世界観に乗っ取り、街をデザインしたとか。キーマンは後藤新平。彼は時代の波に乗っかり、緻密なマーケットリサーチをして、インフラを整備しようとしていた。
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