プラ・バロック の商品レビュー

結城充考【著】

2013/02/01

現代モノなのにSFチックな不思議な世界観。
警察小説なのにネットゲームをしているような独特な感触は結城充孝ならでは。
たまたま手に取った「衛星を使い、わたしに」でハマって同シリーズだということでこの作品も読んでみた。
素直におもしろいっ! って言えないんだけど
なんだかクセになる感じ。
次は同じ刑事クロハの「エコイック・メモリ」も読む予定。

2012/11/05

　雨の降りしきる港湾地区。埋め立て地に置かれた冷凍コンテナから、十四人の男女の凍死体が発見された！　睡眠薬を飲んだ上での集団自殺と判明するが、それは始まりに過ぎなかった――。機捜所属の女性刑事クロハは、想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく。斬新な着想と圧倒的な構成力！　全選考委員の絶賛を浴びた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

2012/10/29

「クロハ」シリーズ1作目。

主人公の女性刑事が仮想空間サイトの常連。それで（？）なのか、登場人物の名前のほとんどがカタカナ表記。アバター名との対比からなのだろうが、カタカナにされるだけで、何となく人物像がボヤケて見えたのは、作者の狙いあってのことなのか、そうでないのか、、、。私自身は、キャラが上手く入ってこなくて読み進め難く、マイナス方向に。
集団自殺の心理とか、オブジェの悪意ある刷り替えとか、途中からは結構面白いと思いながら読んでいたのだが、、、、、最後の展開は気分を悪くさせられただけで余計と感じた。偶然の繋がりも都合良すぎて興醒め。続編もあるようだが、どうしよう、、、。

2012/10/09

京浜工業地帯の夜景のジャケットと、
紹介帯の石田衣良のコメントを見て買いました。

集団自殺と殺人が並行して発生し、
警察が犯人を捕まえるまでを描きます。

同じような作品を何作か読みましたが、
やっぱり動機というのは難しいと感じました。

幼い頃に優しさを受けなくっても、
人と比べて卑下しないで、
自分は優しさを与えられるように、
生きてほしいと思いました。

2012/09/05

能力、仮想空間とか出てきたから、別世界の話かなと思ったら根暗の集まり
期待感と陰気な感じでオカルトじゃないけどドキドキしてしまった
展開がダレることなく続いて飽きずに読める、面白かった
犯人が、ちょっとガッカリだったかｎ
あと個人的にカタカナ名も駄目、誰かわからなくなってしまう

2012/07/31

クロハは県警の機動捜査隊に所属している。冷凍コンテナの解錠に立ち会ったクロハはその中の死体を発見。県をまたいだ集団自殺事件の捜査にあたる
また、彼女は仮想空間サイトの常連でもある
死体の身元を遺書から探し出し、生き残っている当事者を見つけたものの目の前で死なせてしまう
そんななか、集団自殺の首謀者が仮想空間の関係者と判明し、犯人を追うが、姉を殺され甥を拉致され、アゲハはたった一人で犯人に立ち向かう

2012/05/30

購入 あえてなのかな？気取ったカタカナ単語が気に障り集中が剃れる。それでも一気に読み進める。デビュー作としては素晴らしいの一言。でも、主人公の実態が途中まで掴めず、あまり入り込めない。色々ちょっと微妙な点もありますがおもしろかったです。続編気になります。

2012/03/01

うまいことインターネットの世界とリンクさせてるつもりが、
全然頭に入ってこなくて登場人物にも個性がなくいまいちな一冊。

2012/02/17

レビューでお勧めしてた本だったので
予約したんだけど
ちょっと、読み進みずらかったかな？
姫川玲子を連想するって言葉に惹かれたんだけど
まったく、姫川さんとは別ものでした。
途中は、面白くなってきて少しペースはあがったけど
最後が・・・（汗）

2012/01/24

最近、警察小説に興味があって購入。映画みたいに視覚的な表現が多いけど、女性刑事視点で語られる最初の事件(冷凍コンテナから集団凍死体を発見)から最後まで読めた。仕事から帰って寝る間に読む程度だけど、続きが気になって眠くても呼んでしまった。ラストにつれハラハラ、でも文体は視覚的なところが気になる。読みながら、ある映画の雰囲気と似てるなーと思ったけど、それでも最後まで面白く読めたので映画名は伏せる。
帯に書いてあるけど・・・映像化はしなくていい。もし映像化されたなら、映像の方は見ないで、先に本で読んでほしい