コメ国富論 の商品レビュー
コメの増産によって日本の食糧自給率を51%(過半数)まで引き上げようという主張。 冒頭でアダム・スミスの「国富論」の曲解に触れ、 無制限な個人の富の追求を是とするものではないとする。 農業政策を市場主義経済に委ねてしまうことの危険性を指摘しながら、 具体的な日本農業の向かう先を...
コメの増産によって日本の食糧自給率を51%(過半数)まで引き上げようという主張。 冒頭でアダム・スミスの「国富論」の曲解に触れ、 無制限な個人の富の追求を是とするものではないとする。 農業政策を市場主義経済に委ねてしまうことの危険性を指摘しながら、 具体的な日本農業の向かう先を、コメ作りを中心にした市場開放へと提示している。 日本の農業に可能性があることを非常に強く感じた。 これまでの農業政策を抜本的に見直して、 喫緊の生産者の確保、流通の改革、消費者の意識改革を行うことが必要だ。 序章 日本農業のすい(くさかんむりに卒)点、農業 経済学から見た食糧自給率 第一章 日本農業の危機を認識せよ 第二章 日本農業壊滅の根はここにある 第三章 「農業解放」が日本の農業の未来を開く 第四章 日本のコメを世界へ 終章 農業の包容力
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http://blog.livedoor.jp/furusatochan/archives/2361507.html
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農業の歴史や現状の勉強になった。 米の先物取引や輸出、関税の撤廃など、興味深いことも多かった。 しかし、少し内容が浅い気がした、裏付けなどは無く、農政を机上の空論と批判しているが、同じだと思える。
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長年、減反政策などのコメ政策に疑問を持っていたのだが、本書を読んで問題点や課題をかなり理解することができた。日本の農業も変わりつつあることも理解できた。攻めの農業という主張は説得力がある。
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