沖縄力の時代 の商品レビュー
・沖縄の桜(寒緋桜)は1月下旬ということもあり、本土で2月下旬以降に咲くソメイヨシノが対象となっている気象庁発表のサクラ開花予想からは仲間外れ。 ・後を絶たない米軍兵の不祥事に我慢を強いられる日米地位協定の壁。 ・沖縄に75%が集中している米軍基地、その恩恵を政府からの特別予算措...
・沖縄の桜(寒緋桜)は1月下旬ということもあり、本土で2月下旬以降に咲くソメイヨシノが対象となっている気象庁発表のサクラ開花予想からは仲間外れ。 ・後を絶たない米軍兵の不祥事に我慢を強いられる日米地位協定の壁。 ・沖縄に75%が集中している米軍基地、その恩恵を政府からの特別予算措置で受ける沖縄県と軍用地使用料が年間20億円の大地主もいる一方で、将来必ずいなくなる(であろう)米軍基地の跡地利用の議論がなされていない現実。 ・「道の駅かなで」の4階展望フロアから嘉手納基地が丸見え。 ・戦後初めて、沖縄県勢で甲子園出場したのが、1958年の首里高校。初戦で敗れ、甲子園の土を持ち帰ろうとしたが、本土復帰前で外国だったため「植物防疫法」に引っ掛かり、那覇港の船上から破棄させられた。このニュースを知った日本航空の客室乗務員が甲子園近くの石を拾って首里高に贈り届けた。 ・ソフトバンクと西武を除く10球団が気候のいい沖縄をキャンプ地に。 ・琉球王国の時代から、国際関係の中で翻弄され続けた沖縄には、打たれ強さやあきらめの境地のような「心の強さ」があり、それが他人を思いやるやさしさやおおらかさとなり社会に息づいている。 以上が、本書で展開される金沢出身の記者が40年暮らした「沖縄」の断片です。
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沖縄への厳しくも温かな目線。内地出身者でありながら琉球新報社記者となり数十年沖縄を見てきた筆者の平等な語り口は沖縄のかかえる問題を浮き彫りにしながらも発展しつつある沖縄を讃えている。
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心に響くフレーズ ① 1972年5月15日、沖縄本土復帰。 ② 沖縄県民4人に1人が戦争で死んだ。
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一昨年くらいに買ったのを、ようやく読んだ。 沖縄で生まれて、沖縄で育ったけれども、 僕自身、沖縄をあまり知らないでいる。 高校までサッカーしかやってなかったから、かも。 だから、沖縄を知らずに内地に出てきちゃったわけで。 それを少し残念に思っていることは否定できない。 でも、せっ...
一昨年くらいに買ったのを、ようやく読んだ。 沖縄で生まれて、沖縄で育ったけれども、 僕自身、沖縄をあまり知らないでいる。 高校までサッカーしかやってなかったから、かも。 だから、沖縄を知らずに内地に出てきちゃったわけで。 それを少し残念に思っていることは否定できない。 でも、せっかく外に出たんだから 外から、沖縄を見ようと思う。 鼻高々に自慢できる良いところも、目を覆いたくなるような、目をそらしたくなるような悪いところも、たくさん発見できたらいいな、と思った。 昨日、父親に「お前は今は、沖縄に居ないけど、いつまでたってもずっと沖縄県民だ」と言われた。 それを常に誇りにしていきまっせ。
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アメリカ兵士たちは、イラクやソマリアで常に死と隣り合わせになっているからと言って、ゆるい沖縄で暴行事件を犯してよいなどということは決してない。日本を舐めるな。そういうアメリカはとっとと出ていけ。 IT産業でだいぶ注目されているようだね。
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