読書について の商品レビュー
著者よりも書かれた本を知りたいと思いなさいと書かれていて、以外に思った。曰く、日常生活が褒められてものではない人の本でも読むべきものがあるから。 すべての人が日常的に褒められた生活をすべきだと思うことには共感できないので、全編このテンションの本で違和感が半端なかった。昔の文学者っ...
著者よりも書かれた本を知りたいと思いなさいと書かれていて、以外に思った。曰く、日常生活が褒められてものではない人の本でも読むべきものがあるから。 すべての人が日常的に褒められた生活をすべきだと思うことには共感できないので、全編このテンションの本で違和感が半端なかった。昔の文学者って真面目なひとばかりですね。
Posted by
『パレルガ・ウント・パラリーポメナ(余録と捕遺)』から第22~24章。「自分で考えること」、「著述と文体について」、「読書について」の3編。1851年、ショウペンハウエル63歳の著作。自分で考える力が衰えるから、本ばかり読むのは慎まなければならない。読書は思考の泉が枯れ...
『パレルガ・ウント・パラリーポメナ(余録と捕遺)』から第22~24章。「自分で考えること」、「著述と文体について」、「読書について」の3編。1851年、ショウペンハウエル63歳の著作。自分で考える力が衰えるから、本ばかり読むのは慎まなければならない。読書は思考の泉が枯れた時にすればいい。自分の考えを持ちたくなければすぐに本を読めばいい。人生の限られた時間の中で何を読むのかの選択はとても重要。直截簡明で面白い。身につまされる。反省しきりでした。
Posted by
読書万歳、という風潮に対して懐疑的になっていた矢先に出会った本。読書が思考の柔軟性を奪う、読書は思考の泉が枯れた時のみにすればよく、偉人たちはそうしている、という見解は新鮮だった。自分にとっての読書の目的を今一度考えてみようと思った。
Posted by
手元に置いておきたい内容の本・buy この本はフォントが大きく、読みやすい。右ページは左の本文の重要だと思われる文章が抜き出してあり(悪く言うとスカスカ)年取ったら恩恵受けられそうだとは思いますが、まだそこまで不自由はしていないので、この本ではなくてもいいかな。 本ばかり読ん...
手元に置いておきたい内容の本・buy この本はフォントが大きく、読みやすい。右ページは左の本文の重要だと思われる文章が抜き出してあり(悪く言うとスカスカ)年取ったら恩恵受けられそうだとは思いますが、まだそこまで不自由はしていないので、この本ではなくてもいいかな。 本ばかり読んでいても、他人の考えしか入ってこないよ? 厳しくお叱りを受けるけれど得るもの大
Posted by
ドイツの哲学者が書いた読書についての本。 読書により知識を身につけることは大切である、しかし、それ以上に、自分で考えて自分なりの答えを見つけ出すことのほうが大切である、というのが本書のメッセージ。本とは、他の誰かがあなたがやる前にやってみて結果を紹介してくれる便利なもの、もしくは...
ドイツの哲学者が書いた読書についての本。 読書により知識を身につけることは大切である、しかし、それ以上に、自分で考えて自分なりの答えを見つけ出すことのほうが大切である、というのが本書のメッセージ。本とは、他の誰かがあなたがやる前にやってみて結果を紹介してくれる便利なもの、もしくは、砂浜に残した足跡のようなもの、といくつかの比喩を用いて読書について解説しているが、つまるところ、上の内容が本書の主張となる。 著者の紹介があとがきに数ページ記載されているが、もっとボリュームを増やしてくれるとさらに理解が深まりそう。
Posted by
すらすら読める本。 褒め言葉ではない。 文字が少ないだけだもの。 この方、 非常に嘆いている。 出版業界を。 そうして「本を読むな」と言う。 悪書(というのも恣意的だが)を無くすために。 でもちょっと待って欲しい。 悪書が減れば必然、良書も減るのだよ。 そんなことをしたら業...
すらすら読める本。 褒め言葉ではない。 文字が少ないだけだもの。 この方、 非常に嘆いている。 出版業界を。 そうして「本を読むな」と言う。 悪書(というのも恣意的だが)を無くすために。 でもちょっと待って欲しい。 悪書が減れば必然、良書も減るのだよ。 そんなことをしたら業界がシュリンクし続けるだけではないか。 「書を捨てよ、町へ出よう」 というのはあまりに短絡的な行動主義者だ。 本を読むことは、 自分を読み、 世界を読むことのはずなのに。 どちらが善くて、 どちらが悪い、 という単純な二元論では語れない。 世界は複雑系なのだから。 ※一月前に読んだため、記憶の残滓しか残っていませんのであしからず まぁ、 19世紀の人なのに、 現代を切っているように感じるのは不思議なものだな。
Posted by
ガツンと…いや、じわじわくる。 読書観が真っ向から否定された。 レポート書くときに読むと、なんだか励まされる。
Posted by
まず驚くのが、このエッセイ集は今から150年以上前のドイツ人が同国人の知識層に向けた時事論なのに、21世紀の日本に住む私にとってこのど真ん中ストライク感は何なのか。繰り返し説かれるのは、強くあれ、くだらん本なんか読むな、自分の頭で考えろ。今の我々がインターネットに埋没していくの...
まず驚くのが、このエッセイ集は今から150年以上前のドイツ人が同国人の知識層に向けた時事論なのに、21世紀の日本に住む私にとってこのど真ん中ストライク感は何なのか。繰り返し説かれるのは、強くあれ、くだらん本なんか読むな、自分の頭で考えろ。今の我々がインターネットに埋没していくのも自分で考えなくていいからなのかな。つぶやいてるだけで社会参加してるなんて勘違いするなよ、自分!orz 。 (続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/201102/article_3.html
Posted by
哲学者のおぢさんが大衆に対して上から目線なのはちょっと引っかかるけれど、読書論というより物書きへの物言いというべきエッセイ。アテクシなどモノではなく恥をかいているようなもの、汗をかきながら頭かきかき・・・本をじぶんの仕事に置き換えて読むと、これまた耳が痛い。モノカキがモノを世に送...
哲学者のおぢさんが大衆に対して上から目線なのはちょっと引っかかるけれど、読書論というより物書きへの物言いというべきエッセイ。アテクシなどモノではなく恥をかいているようなもの、汗をかきながら頭かきかき・・・本をじぶんの仕事に置き換えて読むと、これまた耳が痛い。モノカキがモノを世に送り出すということは、それだけの責任を伴うということですね。 岩波から出ている文庫とは訳者が異なり、昨今流行りの“名言集”や“読書術”本を装っているせいか、右ページに抜粋があります。こういうやり方こそ、筆者は批判しているんじゃないのかな。「薄くても中身は濃いぜ」なジェームス・W・ヤングの『アイデアのつくり方』みたいなハンディな愛蔵版にしたほうが、筆者の主旨がより鮮明になった気がします。 ところで『アイデアのつくり方』は、ある意味で、ショウペンハウエルの方式とはまったく違う視点を提示しているので、それはそれとして興味深い。ただ、あっという間に読めるところ、世紀を超えた大ロングセラーというところは共通していてまた興味深いわけです。
Posted by
観点:読書をするとはどういうことか? 読書をするということは、人の思考の足跡をなぞることである。 とりあえず、本の構成が悪すぎて話にならない。訳がいいだけに残念。
Posted by