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永遠の都ローマ物語 の商品レビュー

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2021/09/11

フランスの挿絵画家ジル・シャルタン氏が、古代ローマ帝国の研究に40年の歳月をかけて完成させた、ローマ歴(西暦314年)の永遠の都ローマの細密鳥瞰図は、目を見張る素晴らしさに引き寄せられて、雄大なローマの街並みを散策する自分に気付かされる。カエサルの亡骸を火葬した場所に皇帝アウグス...

フランスの挿絵画家ジル・シャルタン氏が、古代ローマ帝国の研究に40年の歳月をかけて完成させた、ローマ歴(西暦314年)の永遠の都ローマの細密鳥瞰図は、目を見張る素晴らしさに引き寄せられて、雄大なローマの街並みを散策する自分に気付かされる。カエサルの亡骸を火葬した場所に皇帝アウグストゥスが建てた「カエサルの神殿」、アグリッパ建立による「パンテオン」、ハドリアヌス帝の霊廟(サンタンジェロ城)、貧民街界隈のインスラ(集合住宅)などなど、得も言われぬ壮大さと時空を超えた地図の旅に酔いしれた。

Posted byブクログ

2018/11/06

古代ローマ帝国の鳥瞰図を描き起こすという、とてつもない労作。ひとりの旅人が、ローマ帝国を訪れるという設定の物語仕立てになっている。正直言って、物語はそれほどおもしろくない。これは、麻野の知識が少ないせいも多大にある。しかし、この絵はすごい。見ていてすぐにあきるが、労力に対して、金...

古代ローマ帝国の鳥瞰図を描き起こすという、とてつもない労作。ひとりの旅人が、ローマ帝国を訪れるという設定の物語仕立てになっている。正直言って、物語はそれほどおもしろくない。これは、麻野の知識が少ないせいも多大にある。しかし、この絵はすごい。見ていてすぐにあきるが、労力に対して、金を払うのは決して高いとは思わない。イラスト5000時間、彩色3000時間の総制作時間8000時間。ローマ帝国好きなら持っておきたい一冊。""

Posted byブクログ