殺し合う家族 の商品レビュー
サディスト「富永」は嘘・言い回しを得意とし、頭のキレる男である。絵に描いたような田舎娘の「貴子」は富永の会社で働きだし、戸惑いながらも日々の「反省会」と言う名の拷問体罰会に参加する。一人の社員がヤクザに助けを求めるも貴子を連れ、逃走。 新地で嘘の罪を着せ、「孝」をカモにする。息子...
サディスト「富永」は嘘・言い回しを得意とし、頭のキレる男である。絵に描いたような田舎娘の「貴子」は富永の会社で働きだし、戸惑いながらも日々の「反省会」と言う名の拷問体罰会に参加する。一人の社員がヤクザに助けを求めるも貴子を連れ、逃走。 新地で嘘の罪を着せ、「孝」をカモにする。息子「優太」を巻き込み、拷問の末に目の前で殺害させ、解体をも手伝わせ、精神崩壊。 次は絶縁させた貴子の家族。初めに父「敏郎」。精神・肉体に拷問、夫婦・親子の絆を嘘で絶ち、殺害させる。母娘に解体させ保冷。次に偶然外で会ってしまった姉夫婦。互いを裏切らせ、姉「君子」は夫「秀作」を殺害させられる。君子は正気になり演技をしていた優太と逃げる計画を切り出すが、富永の命で貴子・節子(母)に足を切られて絶命。その間に優太が警察へ行き、節子も「逃げよう」と言うが貴子は富永の気を引く為に母「節子」を殺害。直後に警察に踏み込まれた。 法廷での富永は「手を下したのは貴子」だと貴子の非・自分の良心を演技する。無駄とわかると精神障害を装いだす。裁判の末貴子は死刑。死への恐怖より、支配から逃れた安堵があった。 最初からずっと拷問シーンで目が離せないし、難しい単語も使ってないから分厚い割りに2日で読み終わった。 ニュースでやってた事件のノンフィクションだと思って読んでたのに最後に「フィクション」てあって残念な反面正直安心した。(どうりで少し違うと思った;)内容が衝撃的すぎて、18か20禁にして欲しいくらい。
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ホント、えげつない話を書くよねこの人は。 昔読んだ「カリスマ」とか「溝鼠」シリーズとかを思い出した。 でもそのときほど楽しめなかったのはどうしてだろ。 なんか・・・えげつなさがしつこい。飽きる。さすがに途中でイヤになったな・・・・ 展開も不自然というかムリヤリ感満載だし。 もうこ...
ホント、えげつない話を書くよねこの人は。 昔読んだ「カリスマ」とか「溝鼠」シリーズとかを思い出した。 でもそのときほど楽しめなかったのはどうしてだろ。 なんか・・・えげつなさがしつこい。飽きる。さすがに途中でイヤになったな・・・・ 展開も不自然というかムリヤリ感満載だし。 もうこの人の本は読まないかも。
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新堂冬樹って純愛ものかと思ってたけど、こんなん書くんや涙。夜読んでドキドキしながら眠りにつきましたが・・・リアル過ぎます。こんな現実が隣で起こってたりするんだから、怖い。一番怖い生き物はつくづく人間です。幽霊とかじゃなく。人間の欲・業・残酷さって恐ろしい。 もう飛ばし飛ばし読んで...
新堂冬樹って純愛ものかと思ってたけど、こんなん書くんや涙。夜読んでドキドキしながら眠りにつきましたが・・・リアル過ぎます。こんな現実が隣で起こってたりするんだから、怖い。一番怖い生き物はつくづく人間です。幽霊とかじゃなく。人間の欲・業・残酷さって恐ろしい。 もう飛ばし飛ばし読んでしまいましたが、最後はどうなったかとか、どのように警察に知られたかとか。そういうところに救いがあったけど。実際ある話なんだろうけど、あまりに行動がかけ離れてるから、本当にこんな心理になるんだろうかと?にはなる。けどリアルさを感じてるところ、やっぱり同じような状態になるんだろうか。。。はぁ極ホラー映画見た気分です。いや、サスペンスか、、、
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2002年に起きた、北九州市の一家監禁殺害事件をモチーフにした作品らしいです。 とにかくひどい事件で、読むだけで気分が悪くなること必至です。 本は一気読みするタチなので最後まで読みましたが、読後感も悪くて頭が痛くなりました。 本来一番信用できるはずの家族が、ある男の甘言によっ...
2002年に起きた、北九州市の一家監禁殺害事件をモチーフにした作品らしいです。 とにかくひどい事件で、読むだけで気分が悪くなること必至です。 本は一気読みするタチなので最後まで読みましたが、読後感も悪くて頭が痛くなりました。 本来一番信用できるはずの家族が、ある男の甘言によって崩壊していく様はとにかく恐ろしい。 もう読み返すことはないと思います。
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