バオバブの記憶 の商品レビュー
18年前、 ケニアのナイロビからモンバサに向かう道の途中で いくつものバオバブに出逢った。 ナイロビ辺りでは、まったく葉がなかったけれど モンバサに近付くにつれて葉が茂り、 幹も太く、大きくなっていくバオバブを見た。 その時に、 運転手件ガイドをしてくださった アンドリューさ...
18年前、 ケニアのナイロビからモンバサに向かう道の途中で いくつものバオバブに出逢った。 ナイロビ辺りでは、まったく葉がなかったけれど モンバサに近付くにつれて葉が茂り、 幹も太く、大きくなっていくバオバブを見た。 その時に、 運転手件ガイドをしてくださった アンドリューさんが バオバブの葉の効用から、採れる実、木陰で休息、また倒れてしまった時の材の利用まで、丸ごと大切な大切な樹であることを話してくださった。 とても特別な樹であることをしっかり伝えて下さった。 どの国でも、どの時代でも 樹はいつも人の隣にいる、 いや、 人はいつも樹のそばにいる と言った方がいいだろう 私たち人間は この樹たちと同じ この地球の自然の一員にすぎない ということを しっかり思っておきたい
Posted by
アフカのバオバブの木にまつわる写真集。 写真:本橋成一 1963年自由学園卒業 2009年3月10日 初版第1刷
Posted by
本じゃないけど、映画@ポレポレ東中野。 「バオバブ」は幹の凸凹が乳房みたいだから、母なる木、そして聖なる木なんだって。 ストーリーは、日々の生活を単調に映し出す映像で、日々の生活とバオバブの木の結びつきが描かれていた。 ちょっと映像が単調だったけど、(途中でうとうとしてしまった...
本じゃないけど、映画@ポレポレ東中野。 「バオバブ」は幹の凸凹が乳房みたいだから、母なる木、そして聖なる木なんだって。 ストーリーは、日々の生活を単調に映し出す映像で、日々の生活とバオバブの木の結びつきが描かれていた。 ちょっと映像が単調だったけど、(途中でうとうとしてしまったけれども・・・) セネガルの人々の生活を身近に感じられた。 印象的な一節。 「バオバブの記憶をひもといてみたら、 いつから人間だけが 地球上の生きものたちの時間を追い越し、 走り出してしまったのか、 わかるかも知れない。」 人間の営みなんて、自然の前ではほんのちっぽけで、 私自身が今持っている価値観も、この日本社会でしか通用しないものなのかもしれない。 人から「すごい」と言われたいと思っている私の価値観。 社会的ステータスを求めたいと思っている私の人生観。 でも、この社会がひとたび崩れれば、 私は何を拠り所に生きていくのだろう。 価値観の基準を社会に求めるのではなくて、 自分自身に求めていかなければいけない。 でも、どうやってその価値観を形成していったらいいのだろう。 そんなことを考えた。 映画や小説は本当にその時の自分の心理状態で、見え方が変わってくる。
Posted by
- 1