いしになったかりゅうど の商品レビュー
竜王の娘のへびを助けた狩人ハイリブは竜王から宝物のたまをもらう。鳥や獣の言葉の分かるたまのおかげで洪水を知り、村人は救われるが、秘密を明かしたハイリブは石になってしまう。 昔話の満足感が得られる美しい絵本。
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この絵本は何を伝えたいんだろう? 獲物をみんなに分け与える心やさしい狩人が、その優しさゆえに授かった能力で自然災害を知り、民に避難を呼びかけるが聞き入れてもらえず、自分の身を呈して皆を救った。そして祀られた。 これを子供に読みながら、狩人はいい人だね、って言えばいいのか? 多くの民を救うには心優しい狩人のような善人が死ななければならないのだろうか。 狩人は、どんな思いでみんなに災害が来ることを伝えたのだろう。いつもみんなに優しくしていたのに、自分の言うことを自分の死で証明しながらじゃないと信じてもらえないなんて、切ない。
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最初から死亡フラグビンビンですね。 嫌な予感しかしないとはこのことか。 結局のところ、彼の行動はなんだったのだろう。 宝をもらわなければ、洪水のことを知らずに、一緒に流されていただろう。 宝をもらったからこそ、それを知らせることができた。 彼が助かるには、誰にも告げずに自分だ...
最初から死亡フラグビンビンですね。 嫌な予感しかしないとはこのことか。 結局のところ、彼の行動はなんだったのだろう。 宝をもらわなければ、洪水のことを知らずに、一緒に流されていただろう。 宝をもらったからこそ、それを知らせることができた。 彼が助かるには、誰にも告げずに自分だけ逃げることだけど、彼はそんなことができる人間ではないし、それをやったりしたら、彼は死ぬより辛い思いをすることになるだけだろう。 宝の力で知ったといわずに、なんだかんだと適当な理由をつけてごまかせばよかったのだろうか。 それなら、宝の力で聞いたことを口外しなかったことになったのだろうか。 しかしそんなことは言っても仕方ないこと。 そしてなにより、あの結果で、彼は満足だったのだろう。
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