未来世界から来た男 の商品レビュー
ショートショートの名手フレドリック・ブラウンの作品集。第一部SF編と第二部悪夢編に別れる。奇抜な着想と巧妙な語り口が愉しい。オチもアッといわせるもの、ブラックなもの、ホラー系、シモネタとバラエティ豊か。
Posted by
まさしくショートショート職人。 ほんとにこの方は器用です。長編もこなすし、SF、推理いろんなジャンルの小説を書いています。 私がもっとも好きなのは、ショートショートです。 子供の頃に読んで、なぜこの人はこんなこと思いつけるんだろう、と思ったものでした。
Posted by
SF・ミステリー・ブラックユーモアなどの短篇集。『宇宙をぼくの手の上に』を気に入って手に取った一冊。 第一部SFの巻はコミカルな、第二部悪夢の巻はブラックな話が多い。 どこかで聞いたことがあるようなテーマを扱いながらも、ありきたりなSFではなくて人間を皮肉ったような作品が多い...
SF・ミステリー・ブラックユーモアなどの短篇集。『宇宙をぼくの手の上に』を気に入って手に取った一冊。 第一部SFの巻はコミカルな、第二部悪夢の巻はブラックな話が多い。 どこかで聞いたことがあるようなテーマを扱いながらも、ありきたりなSFではなくて人間を皮肉ったような作品が多い。 お気に入りは身代わり、おれとロバと火星人、青色の悪夢、黄色の悪夢、魔法の指輪。
Posted by
フレドリック・ブラウンは面白くても、この短編集自体はあんま面白くはないなぁ……。割と後期の短篇集なのでネタが尽きてたのか?最近まで絶版になってた「スポンサーから一言」の方がまだましな気が。「未来世界から来た男」に出てくる連中の行動が意味不明すぎて、果たしてこれが偏執的な人種差別主...
フレドリック・ブラウンは面白くても、この短編集自体はあんま面白くはないなぁ……。割と後期の短篇集なのでネタが尽きてたのか?最近まで絶版になってた「スポンサーから一言」の方がまだましな気が。「未来世界から来た男」に出てくる連中の行動が意味不明すぎて、果たしてこれが偏執的な人種差別主義に対する風刺なのか、作者が人種差別主義者で、この未来を忌まわしい物として描きたかったのかが判りづらい
Posted by
SF短編集。 奇抜な発想と、現実的な着地点とのギャップが心地よい。 くすくすしながら、さらりと読めてしまう作品。
Posted by
SF/ミステリー?短編集。短めなお話が多いけど本数はたっぷり、アイディアもたっぷり。 後半「悪夢の章」と銘打ってるだけあって全体的に暗めのムードです。 短いお話だけど「接触」が一押し。
Posted by
プラスティックな未来をこの手に! SFはいまいち苦手という者にも抵抗なく入れる入門みたいな作品集だ。 今読んでも古くて新しいプラスチックな近未来を感じさせる、レトロSFの傑作。 名ショートショートの数々。
Posted by
家にあったので読んでみた。衝撃的!なんでこの本いままで読まなかったんだろう…!SFってこういうの?!だったらはまるわ^^
Posted by
小学生の頃、これを読みさえしなければSF狂いにはならなかった。当時のSFマガジンの表紙は、色気たっぷりの宇宙美女のイラストばかり。小学生がカウンタに持っていくには、度胸を身につけるしかなかった。
Posted by
買った本。 清水義範の短編集『黄昏のカーニバル』の巻末、牧眞司の解説文を読んでこの作家を知った。 まず、とにかく短いです。2ページ、4ページで終わる作品がゴロゴロしています。ストーリーは1つのアイディアが中心となっています。そのアイディアが舞台の前提条件になっている事もあり、また...
買った本。 清水義範の短編集『黄昏のカーニバル』の巻末、牧眞司の解説文を読んでこの作家を知った。 まず、とにかく短いです。2ページ、4ページで終わる作品がゴロゴロしています。ストーリーは1つのアイディアが中心となっています。そのアイディアが舞台の前提条件になっている事もあり、またオチとして使われる事もありますが、どちらにしてもそれをあまり膨らませず、簡潔に書いています。アイディア自体は、2005年現在から見ればどれも使い古されているもののように思えます。そのため、話自体に新鮮味はあまりありませんでしたが、そのアイディアの面白さをストレートに伝える作品でした。 話の傾向としては、皮肉っぽく、軽い、ジョークのようなものが多いです。その軽さと斬新さのためか、当時はブラウンを読んでいればお洒落という風潮があったようです。 この本、僕はとても好きでした。先ほど挙げました短さ、軽さが、通勤中に読むのにぴったりでした。会社に行くまでに何本か、会社から家までで何本か読めてしまいますし、気持ちを引きずられるなんて事もありません。また、どの作品もオチがしっかりしているので、安心して読めました。どのはなしも、最後まで「どうなるんだろう」という期待を持って読んでいました。たぶんこの、期待とオチという小さなカタルシスの連続を、僕は心地よく感じたのだと思います。よい本でした。
Posted by
- 1
- 2