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恐怖の愉しみ(上) の商品レビュー

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2023/08/08

85年発行の怪談12編を収めた短編集。リアル世界でのゾッとする犯罪が報じられてる時、そこまで怖いとは思えず、そんな自分にもショックだった。

Posted byブクログ

2020/05/04

名訳者選りすぐりの英米中心の怪談ということで、全体的にはどうしても古風な印象だが仕方ない。その雰囲気を楽しむ。幽霊ものが多いですが、ユーモラスな作品もあり、それぞれ工夫や個性が見えるのが面白い。最後の中編オリヴァー・オニオンズ『手招く美女』が出来は飛び抜けている。心理描写の妙、先...

名訳者選りすぐりの英米中心の怪談ということで、全体的にはどうしても古風な印象だが仕方ない。その雰囲気を楽しむ。幽霊ものが多いですが、ユーモラスな作品もあり、それぞれ工夫や個性が見えるのが面白い。最後の中編オリヴァー・オニオンズ『手招く美女』が出来は飛び抜けている。心理描写の妙、先がどうなるのかという不安感と期待、暗示的な怖さ。E・F・ベンスン『チャールズ・リンクワースの懺悔』は怪奇譚として直球なのですが、語りが絶妙。

Posted byブクログ

2010/05/27

アンソロジーを読んでるとなにかとこの本の名前が出るので。 各話の最初の解説が面白い。 (幽霊そのものより、実際に出たかどうかでもめた話) 「ミセス・ヴィールの幽霊」 ダニエル・デフォー (嫌だ。これは嫌な話。好きだ) 「消えちゃった」 A・E・カッパード (主人公がさっさと...

アンソロジーを読んでるとなにかとこの本の名前が出るので。 各話の最初の解説が面白い。 (幽霊そのものより、実際に出たかどうかでもめた話) 「ミセス・ヴィールの幽霊」 ダニエル・デフォー (嫌だ。これは嫌な話。好きだ) 「消えちゃった」 A・E・カッパード (主人公がさっさと行動し始めるあたりがすっきりしてて好き) 「希望荘」 メイ・シンクレア (例のあの人。ちょっとくどいと思ったら嫌な感じに回収された伏線) 「防人」 H・R・ウェイクフィールド (情けない幽霊と優しい人たち) 「チャールズ・リンクワースの懺悔」E・F・ベンスン (寒々しい。怖い) 「ブライトン街道で」 リチャード・ミドルトン (「人殺しのヴァイオリン」の人たち。怪談っていうかちょっと陰惨な昔話っぽい雰囲気) 「見えない眼」エルクマン=シャトリアン (楽しい。この家系は面白いようなドロドロしてるような。) 「象牙の骨牌」A・M・バレイジ (死ぬ前の方が怖い) 「クロウル奥方の幽霊」 レ・ファニュ (人間関係が身近な嫌な感じがする。女と夫人と見た目が違うってところが怖い) 「ラント夫人」 ヒュー・ウォルボール (結びが優しいというか、長年の恨みつらみとか人死にがばんばん出てるのに朗らかな感じが。真っ暗好きーで覚えた) 「慎重な夫婦」 ソープ・マックラスキー (長いしくどいしべたべた陰気なのにぐいぐいと読んでしまった。主人公も周りも嫌な感じだと思っただけなのに最後がしっかり怖かった) 「手招く美女」 オリヴァー・オニオンズ

Posted byブクログ