あれから の商品レビュー

矢口敦子【著】

2019/05/13

　遠山千幸が笹本からプロポーズをされるシーン、看護士の千幸の病院に野中瑞江が救急患者として入院する事になった
シーン、から物語りは過去へ遡る。
　高校生の千幸、夕美姉妹の父周一が、痴漢行為を見咎められて、勇気ある青年と争いの末突き飛ばして線路に
転落して轢かれて死なせた犯人と間違われ自殺してしまう。父の疑いを晴らすため駅で目撃者を探す中で大学生の笹本
と遭う。野中瑞江はその青年の妹だが、青年、均は借金を返すために家出して来た瑞江を美人局として痴漢・金請求を
しようとしての出来事だった。
　家出した瑞江と出会った笹本は周一の無実を言えないまま、再会し付き合い始めた。瑞江、笹本とも千幸に真実を
打ち明ける事になる。一時は婚約破棄の勢いだった千幸だが、真面目な笹本を思い直し、連絡を取る。

2012/01/06

ホントだ・・・

いくつかのレビューで語られているように、
題材には心ひかれたものの、なんとも中途半端な印象・・・・

真相を知ってショックを受けて
翌日にはもう晴れ晴れしい気持ちでめでたしめでたしって、マジ？

2011/12/23

やり場のない怒りに襲われ続けました。

最終的に主人公の希望が見出せる終わり方だったから、安心しました。

2011/07/10

新聞で確か中央線の「駅」という内容で取りあげられていた。
おもしろそうと思って読む。が、「なんだかなー」という感じ。
ミステリーなのか、重いはずの出来事のことなのか、家族のことなのか、恋愛のことなのか？どれもこれもといううちに終わってしまった。

2010/07/19

痴漢は許せない犯罪です。でも同時に晴らせない冤罪も多く、些細な割には馬鹿にできない犯罪でもあって。しかもこんな事情まであっては（これって現実にありますよねえ）。
過ぎ去ってしまえば、それは単なる「過去」なのかもしれず。忘れてしまうことはできなくとも、いつまでも前に進めないのも苦しいこと。彼女たちの意志によって見出された希望が、少し暖かな気分にさせてくれる作品でした。

2009/11/16

「父親が痴漢した疑いがあり、それを咎めた人がはずみで事故に遭ってしまった」という設定は面白かったが、なんとなく消化不良だった。

題材が面白いのでもっと展開できると思う。

しかし、実際に起こると迷惑な話だ。
自分の父親にも起こり得る話なので、ちょっと怖くなった。

2009/11/05

何を伝えたかったのか。
重い内容で、短絡すぎる箇所もいくつかある。
もう少し練りこみ、登場人物に執着して書く事をすれば
十分おもしろい作品になると思うが。

2009/10/04

結末間近のドタバタが少し気になりはしたものの、この人もなかなかの技巧派ですね。他の作品も読んでみたくなりました。

2009/10/04

父親の痴漢事件によって、一家は崩壊する。
そして１０年後、事件の関係者が現れる。父親の痴漢は冤罪だったのか・・・？
う〜んなんだろな、ちょっと退屈だった。メンドクサイというか・・・・・・・・じれったいというか。
登場人物もあまり魅力を感じられなかったな。