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現代アート事典 の商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2023/10/10

■細目次 https://gyazo.com/c58599c17e4a78f3b89be8258f46139c https://gyazo.com/ecf440895ed68ec42cd7601eccbbd085

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2021/09/01

辞典というほど厚くもなくガイドブックっぽいし、現代アートってなに?的なイントロダクションがあったりとライト層向けの編集だけど、思ったよりも情報量はあるし、執筆陣もきとんとしてるっぽいので読み応えはある。 しかし、初出が2008年だけあって、項目的には今となっては古く感じるものも多...

辞典というほど厚くもなくガイドブックっぽいし、現代アートってなに?的なイントロダクションがあったりとライト層向けの編集だけど、思ったよりも情報量はあるし、執筆陣もきとんとしてるっぽいので読み応えはある。 しかし、初出が2008年だけあって、項目的には今となっては古く感じるものも多い。新型コロナや東日本大震災はおろか、リーマンショックすら起こっていない時代なわけで、こういう業界は10年もすればまったく変わるんだろう。

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2020/02/15

アールブリュット 生の芸術 フルクサス、浄化運動 スーパーフラットにより、芸術とサブカルチャーの境界がなくなった。

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2019/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(以下、門外漢の個人的感想なので悪しからず) 現代アートを、2000年以降まで体系化した希少なカラー図説という意味で、とても価値の高い一冊だと思う。買って手元に置いておきたい。色々と勉強になった。 ただ、前半はとても読みにくい。特に大御所谷川渥氏の文体は、何を言っているのか分かりにくい書き方(一文を長々と引き延ばし、否定を繰り返したり抽象表現や他者引用を連投したりすること等)を敢えてすることにより、格調高さを演出しようとする類いのものだから、読んでいてかなり疲れる。興味深いことを述べようとしていることは分かるのだが・・・。 一方、後半は分かりやすくなっている。近年の芸術を扱うカラー図録はかなり貴重なだけに、とてもありがたい。インテリア・アートとかYBAとか、とても興味深く、楽しく読めた。

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2013/11/08

率直に言うと現代アートには単純に目で鑑賞するだけなら道端に落ちている犬の糞を眺めるのと大差ないものも多く、それらは相応しい文脈や関わり方をして始めて意味を持つものだったりするものだと思っている。その点でジャンル毎の背景や特徴を記している本書は、私が今後現代アートに触れる際の視点を...

率直に言うと現代アートには単純に目で鑑賞するだけなら道端に落ちている犬の糞を眺めるのと大差ないものも多く、それらは相応しい文脈や関わり方をして始めて意味を持つものだったりするものだと思っている。その点でジャンル毎の背景や特徴を記している本書は、私が今後現代アートに触れる際の視点を増やしてくれたように思う。とはいえ何か明確な基準がある訳でもないので、実地には展示や見せ方の方法に左右されちゃうんだろうけど。

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2013/05/22

「 『西洋の終焉』だの『芸術の終焉』だのを唱えつつ、結局は『世界のコンセキストをつくるのは私たち』という欧米の優越性に対する根源的な怒り。『スーパーフラット』という概念は、『コンテクストをつくるのはアンタたちじゃない。僕らなのだ!』という挑戦である」 ー 141ページ よく...

「 『西洋の終焉』だの『芸術の終焉』だのを唱えつつ、結局は『世界のコンセキストをつくるのは私たち』という欧米の優越性に対する根源的な怒り。『スーパーフラット』という概念は、『コンテクストをつくるのはアンタたちじゃない。僕らなのだ!』という挑戦である」 ー 141ページ よくわからないけれど、とにかくカオスなほうが物事楽しいということはわかります(こなみ)。 西洋やら芸術やらに限らないけれど、それの全体像を捉えようとする視点というのはある意味、自分の心に訪れる衝撃を減らすような行為だと思っていて、精神衛生上それは有益なのかもしれないが、自分の心にトラウマを残すことは難しくなる。 よくわからないものが色々ごろごろしているというのは恐怖するとともにワクワクするし、実際に出会ってしまったときの衝撃は自分の心に傷をつくる。 そしてその傷は何かを産み出そうとするときにおそらくとても大事なもので、先回りして防御陣を張る学者の如き行為というのも損している部分は多々あるのだろうなあと思ふ。

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2013/02/16

近代絵画の父 マネ ・絵画は色彩だけで成立する ・主題抜きで、絵画はただ絵画として見ることが可能=絵画の自律性 印象派〜セザンヌ〜キュビズム 抽象絵画 神智学の影響 共感覚の理論 色で音を奏でる パウル・クレー、モンドリアン、カンディンスキー、マレービッチ 抽象表現主義 マ...

近代絵画の父 マネ ・絵画は色彩だけで成立する ・主題抜きで、絵画はただ絵画として見ることが可能=絵画の自律性 印象派〜セザンヌ〜キュビズム 抽象絵画 神智学の影響 共感覚の理論 色で音を奏でる パウル・クレー、モンドリアン、カンディンスキー、マレービッチ 抽象表現主義 マーク・ロスコ、バーネット・ニューマン ユダヤ教のイコン禁止の影響 クレメント・グリーンバーグ アメリカの批評家 シュルレアリスム〜オートマティスム〜ポロック デュシャン 種的なものから類的なものへ 絵画の絵画性→芸術か、芸術でないか コンセプチュアル・アート 美術の言説の中に位置づけられると、それがアート作品になる ジョセフ・コスース 1つと3つの椅子 イズムからアートへ ポップアート、ミニマル・アート、ランドアート 質料性への回帰現象 ボディアート、パフォーマンス ポストモダニズム シミュレーショニズム フォーム コンテント(内容)、マター(物質、材料) アール・ブリュット アウトサイダー・アート 瀧口修造 実験工房 具体美術協会 白髪一雄 ネオダダ ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ 読売アンデパンダン展 ハイレッド・センター、九州派、時間派、荒川修作 フルクサス ヨーゼフ・ボイス ブリティッシュ・ポップアート リチャード・ハミルトン アメリカン・ポップアート アンディ・ウォーホール、ロイ・リキテンシュタイン パンク 音楽、ファッションとの融合 ヴィヴィアン・ウェストウッド ミニマリズム ドナルド・ジャッド ランドアート ロバート・スミッソン、ウォルター・デ・マリア、クリスト コンセプチュアリズム 対象物における意味するもの(記号)と意味されるもの(表象)とのズレを生じさせて、そこに名付けがたいイメージを浮かび上がらせること ジョゼフ・コスース 1つと3つの椅子 ソル・ルウィット 河原温 日付絵画 プロセスアート ハンス・ハーケ アルテ・ポーヴェラ イタリア もの派 「もの」と「もの」との関係を抽出 李禹煥 アンチフォーム(反形態) アメリカ ロバート・モリス、ブルース・ナウマン 日本概念派 高松次郎 社会彫刻 ヨーゼフ・ボイス 労働する人間が想像力を発揮することで、自らとその生産物が芸術作品になるとする、社会的営みにまで拡張された造形理論 芸術=資本 パフォーマンス クリス・バーデン ローリー・アンダーソン ダムタイプ ポストモダニズム 脱構築 ジャック・デリダ 襞 ジル・ドゥルーズ シミュラークルとシミュレーション ジャン・ボードリヤール 真と偽、実在と空想の際が消失した状態=ハイパーリアル アプロプリエーション・アート(援用美術) シンディー・シャーマン、森村泰昌、ジェニファー・ホルツァー、バーバラ・クルーガー ネオジオ ネオ・ジオメトリック・コンセプチュアリズム ネオポップ/シミュレーショニズム ジェフ・クーンズ、マイク・ケリー、ポール・マッカーシー YBA デミアン・ハースト、トレイシー・エミン、チャップマン兄弟、スティーブ・マックイーン ニューペインティング ジュリアン・シュナーベル ビデオ・アート ビル・ヴィオラ、ダグラス・ゴードン ネオ・コンセプチュアル・アート フェリックス・ゴンザレス=トレス 認識論的転換 ガブリエル・オロスコ、オラファー・エリアソン リレーショナル・アート リクリット・ティラバーニャ、小沢剛 インテリア・アート トビアス・レーベルガー、アンドレア・ジッテル ゲルハルト・リヒター ヴォルフガング・ティルマンス マイクロポップ

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2012/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり情報量が多く、雑多な感じがしないでもないが、ギャラリーや現代美術を扱う人や、周辺分野含めて、現代美術系に興味ある学生は読んどいて損は無いと思う。 現代美術は、カテゴライズするのが難しいから、とりあえず国や年代でまとめて覚えておかないと、新しい情報が入って来たときに、どこに分類したらいいか分からなくなり、効率が悪い。 作品やエピソード等をピンポイントで知っている、ということは往々にしてあることだが、全体の文脈においてその作家がどんな位置づけにあるかを知っておくと、他の作品や近いタイプの作家の作品を見たときに、アンテナに引っかかって来る。 また、自分なりに覚える助けにもなるので、自分を救う1冊。

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2011/02/16

手元にあると何かと便利な一冊。文字通り、何かわからない・気になることがあるときに事典的に使うとよい。最近では映画『ハーブ&ドロシー』、佐々木俊尚氏著『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』に出てくるアーティスト、ムーブメントをキャッチアップするのに役に立った。

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2011/01/20

こちらの本も、『現代アートの教科書』同様、現代アートの知識をつけたいと思い読みました。 フルクサスだったり、ポップアートだったり、セクシュアリティの問題やランドアート、体験型・・・ いわゆる現代アートの動向をテーマごとにまとめてあるので、この本を読めば一連の現代アートの流れが分...

こちらの本も、『現代アートの教科書』同様、現代アートの知識をつけたいと思い読みました。 フルクサスだったり、ポップアートだったり、セクシュアリティの問題やランドアート、体験型・・・ いわゆる現代アートの動向をテーマごとにまとめてあるので、この本を読めば一連の現代アートの流れが分かる構成になっています。 しかも、各テーマのコンセプトだけでなく、そのテーマの有名な作家や鍵となる美術展なども紹介されているので具体的にイメージしやすいです。 実際、この本と『現代アートの教科書』のおかげで以前よりずっと解釈の幅が広がった!! 知識はなくてもアートは楽しめるのですが、知っていると「もしかしてこれって・・・?」という発見の喜びが感じられます。 そうするともっと好きになる。 もしかしたらこんな気持で作者は作ったんじゃないかなーとか、この作品ってこんなふうにとらえられるんだなーとか、想像力が膨らむ。 アートって楽しいなぁと思います。 ただ、1テーマ見開き1ページから2ページだと物足りないかも・・・。 各テーマごとに参考資料が数点紹介されているので、物足りないorここで興味を持ったらもっと深く掘り下げられるようになっているのは親切だなと思いました。 現代アートの概論が知りたい、という人に最適な本ではないかな。

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