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新学期 の商品レビュー

3.4

18件のお客様レビュー

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2023/03/31

相手に対して「完璧に分かり合えなくてもいいのだ」と割り切っている椋がなお「好き」という感情を諦めないところが眩しくて、ラストシーンで彼のことがより一層好きになった。 彼が骨董品を好きなのも、「限られた時間の中で意味をなしてきたモノ」の価値を人並み以上に感じているからかもしれない。...

相手に対して「完璧に分かり合えなくてもいいのだ」と割り切っている椋がなお「好き」という感情を諦めないところが眩しくて、ラストシーンで彼のことがより一層好きになった。 彼が骨董品を好きなのも、「限られた時間の中で意味をなしてきたモノ」の価値を人並み以上に感じているからかもしれない。 すずしろや密と過ごした時間も、これからも。いずれ必ず来る「好きなもの」との別れが、少しでも悔いのないものであるように。まだ14歳の椋の、少年らしさの奥に秘めた寂しさが埋まってほしいと思う。

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2022/12/27

……それで、どういうことだってばよ…???? みたいなのは既に健在 そしてなんとなくやおい なんとなく

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2021/07/23

好きな世界です。余白が多い。 解説読んでいて、確かに内面の描写無いかも…と思いました。でも、こう思った、が無くても彼らがどんなこと考えているか伝わってくるので良いです。 学生結婚で17歳差の息子……って色々と捗るのですが、サラッとし過ぎていてそれも良かった。朋彦いい。

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2015/11/10

面白い。 長野まゆみ先生がつくりだす世界観が好きだと再実感。 他の作家の作品との違いを感じつつ面白いと感じつつもその正体がよくわからなかったが、解説の説明で何となくわかったような気がする。 椋のセリフが魅力的で一言一言に深みが感じられる。だきついてこいよ、と きまってるじゃない...

面白い。 長野まゆみ先生がつくりだす世界観が好きだと再実感。 他の作家の作品との違いを感じつつ面白いと感じつつもその正体がよくわからなかったが、解説の説明で何となくわかったような気がする。 椋のセリフが魅力的で一言一言に深みが感じられる。だきついてこいよ、と きまってるじゃないか。好きだからさ。 は心に沁みた。

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2014/03/29

両親を亡くして叔父の家で暮らしていた少年は、17歳年上の兄に引き取られ兄が教師を務める中学校に転校する。 そこで出会った風変わりなふたりの少年との交流を描いた物語。 耽美要素もファンタジー的なものも薄く、ごく普通の青春小説の印象である。 少々さらっとしすぎだった。

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2013/10/22

友達だったり、家族だったり、周囲の人たちに影響されながら成長して行く少年の物語。美少年好きにオススメです(笑) 熊本学園大学:(おみそ)

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2012/09/29

登場する3人の少年のうち、絶対好きなタイプがみつかるはず! それくらい魅力的な少年達!透明感のある少年って大好きで、この3人はほんとストライクゾーンにどーんときました。笑 こんな素敵な3人がいろんな想いを抱えつつ関わっていく。 ついページをめくり続け、あっという間に読めてしまう...

登場する3人の少年のうち、絶対好きなタイプがみつかるはず! それくらい魅力的な少年達!透明感のある少年って大好きで、この3人はほんとストライクゾーンにどーんときました。笑 こんな素敵な3人がいろんな想いを抱えつつ関わっていく。 ついページをめくり続け、あっという間に読めてしまう。 景色描写とのマッチングも素敵。 ラストの一文も好み。終わりかたがいい本は心に残る。この作品もその一つになりました。

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2012/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 さわやか。  でも、ラストがあれーっという感じ。  兄さんの株がものすごく下がりましたけれど。  でも両想いな雰囲気で終了して、  めでたしめでたしです。

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2012/06/19

寂しさを埋めるなにかは見つかるのかしら。 耐えて耐えて、ときどき満たされるのを繰り返すしかないのかしら。

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2012/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 長野さんのお話はいつも、自分にあってる!って思うときと、これはちょっと自分の好みとは違うな…って思うとき、五分五分くらい。で、今回は素敵なことに前者だった。  もともと「兄弟」っていうモチーフに弱いので、あらすじを見てすぐに読んでみたいと思ったんだけども、最後の最後で<…え?朋彦兄さんと史生って親子だったの?親子だって地の文では明言されていなかったような気がするんだけど…親子なの?>って感じだった。しつこいけど、本当に親子なの?それはちょっとびっくりというか…むしろ嫌だなあ…。と思ってしまったのは、ひとえにわたしが年の差の兄弟っていう設定に夢を見すぎなせいなんだろうけど。  あと、長野さんのお話では、登場人物の名前がいつもおもしろいというか難しいというか、独特な感じがするけど、今回は「密」で「たかし」って読ませるこの名前と、そして密自身が一番のお気に入りかな。

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