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凡才の集団は孤高の天才に勝る の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2018/01/12

イノベーションに必要な閃きは何が必要なのかを詳細な調査とさまざま、現実社会の例題をもとに紐解いたもの。豊富な実例は興味深く、面白い。孤高の天才か英知を結集させる凡人か。いかにしてコラボレーションを結集させ、新たなイノベーションを起こすかグループを統括する立ち場になりうる人に目を通...

イノベーションに必要な閃きは何が必要なのかを詳細な調査とさまざま、現実社会の例題をもとに紐解いたもの。豊富な実例は興味深く、面白い。孤高の天才か英知を結集させる凡人か。いかにしてコラボレーションを結集させ、新たなイノベーションを起こすかグループを統括する立ち場になりうる人に目を通して欲しい一冊。

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2016/05/25

久しぶりの5つ星。ジョブスやザッカーバーグのような「天才」と呼ばれる人も、実際にイノベーションを生み出す過程では多くの人の協力なしにはできなかったわけで、特に日本人は「孤高の天才」という神話に憧れすぎだと思う。現実的に個人では勝てないとしてもチームでなら勝てる。しかし大きすぎる組...

久しぶりの5つ星。ジョブスやザッカーバーグのような「天才」と呼ばれる人も、実際にイノベーションを生み出す過程では多くの人の協力なしにはできなかったわけで、特に日本人は「孤高の天才」という神話に憧れすぎだと思う。現実的に個人では勝てないとしてもチームでなら勝てる。しかし大きすぎる組織になると勝てないというのも納得。「X線ゲーム」「コラボレーションの原点であり、イノベーションの源泉は、会話。」「閃きが起こる五つのプロセス。準備、中断、閃き、選択、練磨。」「早期に失敗し、頻繁に失敗し、見事に失敗せよ。」「誰もが誰かの何かを借りている、という感覚。」

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2014/10/16

創造的になるための本。手法、場の設定次第で創造性を発揮できることがかかれている本。1人でアイディアを出さなきゃいけないときは、これを参考にするのもありかなぁ。もっとアカデミックかと思っていたけれど、そんなことなかった。

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2014/08/06

ともすれば一人の奇才・天才による革新が神話のように浸透している。けれど著者はそのように思える歴史上の人物たちでも、決して一人ではなしえなかったことを様々な角度から検証している。また、日常の仕事を行う上でどのような発想を持てばよいのかという方針を示している。 グループシンクを脱す...

ともすれば一人の奇才・天才による革新が神話のように浸透している。けれど著者はそのように思える歴史上の人物たちでも、決して一人ではなしえなかったことを様々な角度から検証している。また、日常の仕事を行う上でどのような発想を持てばよいのかという方針を示している。 グループシンクを脱するための方策などはすぐ参考になるもの。ただ、創造性とは何か定義されていないことから明確に何かが伝わるというものではない。

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2014/04/20

No.636 原題:グループ・ジーニアス グループ・ジーニアスをつくりだせるファシリテーターになれたら最高。 グループ・フローを実現するためのステップが紹介されている。 「アイデア・イノベーション」の参考書籍にもなっている本。

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2014/01/30

天才のヒラメキがいかに嘘であるか、ということが実験で明らかになっていることを示している.テレビはある人が思いついたというのは大嘘であるということは役に立つ。  卒論で実際に実験する価値はある。

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2013/08/14

Group Genius: The Creative Power of Collaboration ― http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=978-4-478-00409-8

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2013/05/31

「孤高の天才なんていない」が内容的には正しいのではないでしょうか。 人が集まると何かが生まれる。 人々の関係は同質過ぎてもダメだしあまりにも違いすぎてはダメ。 期間は長すぎてもダメだし、グループの人数が多すぎてもダメ。 目的によってはうまくいかないものもある。(問題解決より問題発...

「孤高の天才なんていない」が内容的には正しいのではないでしょうか。 人が集まると何かが生まれる。 人々の関係は同質過ぎてもダメだしあまりにも違いすぎてはダメ。 期間は長すぎてもダメだし、グループの人数が多すぎてもダメ。 目的によってはうまくいかないものもある。(問題解決より問題発見) 台本通りにとはいかないし、成果物を占有することもできない。(しないほうがよい) ブレーンストーミングで何でも解決できるわけではないけど(適切に運用すれば)有効な場合があるとのこと。参加メンバーの質や経験も必要。

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2013/04/09

革新的なアイデアがどのようにして生まれたのか。 それは閃きではなく特殊能力でもなく、小さなアイデアの相互作用による成果であるという理論。 ハウツーや自己啓発ではないので、"すごいアイデア"の出し方は書いてない。心理学の実験や、歴史上の偉業と言われる発明を分析し...

革新的なアイデアがどのようにして生まれたのか。 それは閃きではなく特殊能力でもなく、小さなアイデアの相互作用による成果であるという理論。 ハウツーや自己啓発ではないので、"すごいアイデア"の出し方は書いてない。心理学の実験や、歴史上の偉業と言われる発明を分析しているもの。 文章が分かりづらく読むのに時間がかかった。章立てもロジカルでないので迷子になる。 その点で、以前読んでお気に入りの『フロー体験 喜びの現象学』( http://www.amazon.co.jp/dp/4790706141 )に似てる。と思ったら、著者のキース・ソーヤーはミハイ・チクセントミハイのお弟子さんらしい。 たくさんの歴史上の事例や知らなかった偉業が紹介されているのだけど、理論にたいする統計的な根拠が示されていないので、事例が特殊なんだと捉えることもできる。理論の裏付けが乏しいのが残念だった。 それでも、個人的にはスーパーマンの活躍よりも、人々のコラボレーションの力を信じているので、その価値観では参考になる理論も多かった。 凡才でも革新的なアイデアが出せるとなると飛びつきたくなるが、残念ながら、コラボレーションの結果として生まれたモノが何であるかに気づいて具現化するには特殊能力が必要なんだと思う。

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2013/03/18

キーワードは「グループ・ジーニアス」。一人の天才が生み出すイノベーションよりも、平凡な人たちがグループで生み出すイノベーションの方が率が高い、ということだ。本書ではマウンテンバイクを例に、コラボレーションが生み出した経緯を例に出している。 グループがフロー状態に入った時に創造性が...

キーワードは「グループ・ジーニアス」。一人の天才が生み出すイノベーションよりも、平凡な人たちがグループで生み出すイノベーションの方が率が高い、ということだ。本書ではマウンテンバイクを例に、コラボレーションが生み出した経緯を例に出している。 グループがフロー状態に入った時に創造性が高まるとして4つの条件を提示している。すなわち「挑戦的な仕事」「明確な目標」「進捗状況の容易な確認」「仕事への没入」(一部意訳してます) フロー状態に入り、更に天才的な結果を出すためには多様性を重視すべきだとしている。異なる分野の活動で生じる相互の衝撃が引き金になるからだ。 著者はブレーンストーミングの罠についても言及し、これを避けるために「メンバー数を絞る」「熟練の進行役」「多様性」「楽しさ」などを加えることで結果が出ると示唆。 また外部の知識やひらめきを活用する「コラボレーションウェブ」を定義し、内外問わずのコラボレーションがいかに有用かを説いている。 自分の企業が世界一のコラボレーション企業を標榜しているので、本書の内容は賛同できる。当社が成功企業として幾度も登場することもあるが、人と人をつなぐ「ヒューマンネットワーク」は重要だ。 我々はそれぞれが抱える課題や知識や思いつきを持っている。それを一つに目標設定し、自由自在にコラボレーションが出来るとしたら。会社や地域の枠を超えて、不便のないコミュニケーションが出来るとしたら。 本書にあるような条件を引き出すことによって、これまでにない新しい世界を描き出すことも可能だろう。 本書から得ることは方法論だけでなく、あなた自身がそのコラボレーションの一翼を担うきっかけになるかもしれない。

Posted byブクログ