エ/ン/ジ/ン の商品レビュー
未だ会ったことのない、 父親を追う物語。 父親を追うことで、 結果、母と自分探しになってしまう、 と言う話。 エンジンとは、猿人とか、 厭人と言う意味。
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私の世代より後の人たちには、おそらくうけないだろうけど、なんだかほんわりと面白い、珍しいタイプの小説だ。
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中島京子作品3作目。幼稚園の思い出を手がかりに人探しをしていくことに………。「平成大家族」はすごく面白かった。こちらも期待して読んだが、根性続かず3章で挫折。この作品が読めないなんてもう自分がどうにかなっちゃったのかと思う。作者作品に非はまったくありません。ただ進み方がもどかしく...
中島京子作品3作目。幼稚園の思い出を手がかりに人探しをしていくことに………。「平成大家族」はすごく面白かった。こちらも期待して読んだが、根性続かず3章で挫折。この作品が読めないなんてもう自分がどうにかなっちゃったのかと思う。作者作品に非はまったくありません。ただ進み方がもどかしく、会話もテンポが良くないなとは思った。は〜…、いろいろ借りるけど読めなくなる本も結構あるので自分がさびしくなります。
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”エンジン”は車のエンジン?猿人?厭人? その疑問は小説の中で明らかにされる。 ともかく”エンジン”と呼ばれた男について、血縁関係があるかもしれない人、知人だった人、その知人から話を聞いた小説家などが登場し、並行して物語が進み、徐々に”エンジン”について明らかになる。 出だしは...
”エンジン”は車のエンジン?猿人?厭人? その疑問は小説の中で明らかにされる。 ともかく”エンジン”と呼ばれた男について、血縁関係があるかもしれない人、知人だった人、その知人から話を聞いた小説家などが登場し、並行して物語が進み、徐々に”エンジン”について明らかになる。 出だしは主人公や語り手の区別がつかず訳の分からないまま読み進め、途中で「わたし」の存在が明らかになると読みやすくなった。 ただ小説から受ける不思議な感覚はずっと続き、それがこの小説の特徴なのだと思う。 謎解きの話だから内容をあれこれ書けないのがもどかしいけど、母と娘の話でもあったのかな。 最後は不思議に心がすっとし、温かい気持ちになりました。
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