出てゆく の商品レビュー
「出てゆく」読んだ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010048784-00 … 貧困と閉塞感から豊かさと可能性へ、現状からここではないどこかへ、新しい自分への脱出。自分の尊厳までを犠牲に新天地へ出ていったはずが、行き場を失い堕...
「出てゆく」読んだ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010048784-00 … 貧困と閉塞感から豊かさと可能性へ、現状からここではないどこかへ、新しい自分への脱出。自分の尊厳までを犠牲に新天地へ出ていったはずが、行き場を失い堕落に捕われる。自由と引き換えの零落、出口のない堂々巡り(つづく 宿命か自業自得か。イスラム圏文化を扱う小説や映画に触れる機会が増えたけれど人々の渇望感は貧困故なのか教義への反発なのか、単に治世なのかがよくわからない。指が透過してしまったマリカ、身を窶したスマヤ。人名で統一された各章のタイトルに国と海を含めているのが興味深い(おわり
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「出てゆく」読んだ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010048784-00 … 貧困と閉塞感から豊かさと可能性へ、現状からここではないどこかへ、新しい自分への脱出。自分の尊厳までを犠牲に新天地へ出ていったはずが、行き場を失い堕...
「出てゆく」読んだ http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010048784-00 … 貧困と閉塞感から豊かさと可能性へ、現状からここではないどこかへ、新しい自分への脱出。自分の尊厳までを犠牲に新天地へ出ていったはずが、行き場を失い堕落に捕われる。自由と引き換えの零落、出口のない堂々巡り(つづく 宿命か自業自得か。イスラム圏文化を扱う小説や映画に触れる機会が増えたけれど人々の渇望感は貧困故なのか教義への反発なのか、単に治世なのかがよくわからない。指が透過してしまったマリカ、身を窶したスマヤ。人名で統一された各章のタイトルに国と海を含めているのが興味深い(おわり
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ハッサン2世時代末期の1990年代半ば〜後半のタンジェを舞台にした小説。小説的な面白みだけでなく、当時の社会状況が随所に示されており、モロッコの新たな一面も垣間みることができる。
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