地を這う魚 ひでおの青春日記 の商品レビュー
ベタな話だが、吾妻ひでおファン葬が催された築地本願寺へ向かう地下鉄の車内で再読する。 作中、吾妻ひでおが天才と讃える岡田史子と永井豪は天才の中の天才だろう。
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この作品で描かれた吾妻さんの新人時代は「逃亡日記」で語られていて「逃亡日記」は読んだばかりなので、なんとなくインパクトに欠けた。60年代の雰囲気には惹かれつつ、非現実的な表現は良くも悪くも気になる。
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やっぱり吾妻ひでおはなんとなーく何度も読まさせてしまう。 一つのコマへの書き込みがすごい。世界が出来上がってる。 あと彼の描く女の子はたまらなく可愛いです。萌え。
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失踪日記は読んだことがあるけど、他のあづま作品を読んだのはこれが初めて。 どうでも良いような事が書かれているけれどなんか面白い。 なにか生きている物を作っていたり街中に魚が泳いでいたりビルに木が生えていたり。男はみんな動物になっていたり。変な世界だけど現実世界の日記、なんだか漫...
失踪日記は読んだことがあるけど、他のあづま作品を読んだのはこれが初めて。 どうでも良いような事が書かれているけれどなんか面白い。 なにか生きている物を作っていたり街中に魚が泳いでいたりビルに木が生えていたり。男はみんな動物になっていたり。変な世界だけど現実世界の日記、なんだか漫画っぽくて面白い。昔の日常が書かれているはずなのに絵でおもしろく見えてしまう。あづまの目では街中に魚が泳いでいてビルには木が生えていて同性は動物に、異性はかわいいロリキャラに見えるのか。感性で書いているというか感覚で書かれているのか、なんか漫画でしか読めない感じが面白い。
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独自の路線をひた走る漫画家吾妻ひでお様の青春時代を綴った作品。 読んでたら、昭和の懐かしい感情がわき起こってきました。
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地に足のついた画風でありながら、既存の枠に当てはまらない異色の作品であろうとした作品だと思った。ぼくが昭和の若者をテーマにした系のマンガが大好きなので、それだけでもうわりと満足感あるのだけれど、一昔前の画風、一昔前の表現(表現それじたいは本当に古臭い)をてらいもなく使い、それだ...
地に足のついた画風でありながら、既存の枠に当てはまらない異色の作品であろうとした作品だと思った。ぼくが昭和の若者をテーマにした系のマンガが大好きなので、それだけでもうわりと満足感あるのだけれど、一昔前の画風、一昔前の表現(表現それじたいは本当に古臭い)をてらいもなく使い、それだからこそ今読める作品にまで昇華できている。ストレートに人間を馬や鰐や犀に擬物化しようなんて、なかなかやろうと思ってできることじゃない。しかも、物語が終盤になるにつれてそうした異物がどんどん過剰になっていく。そして、作品の内容はそれに一切関係しないところがまたおもしろかった。1970年代初頭を舞台にした、駆けだしのマンガ家たちの青春物語といってしまえば、それほど珍しいものではないのにね。
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漫画家として恐らく死ぬほど苦労してきたであろう吾妻さんの作品。吾妻ワールドを全開にして繰り広げられるその表現は半ばホントの部分も混じってるんじゃないかと思います。
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魚が地を這っているうちはまだいいんですよ、たぶん これが頭の中に入ってきたときがやばい 失踪したくなるんだと思う 魚みたいに
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「夜の魚」「笑わない魚」に失踪日記の自伝部分を足して広げた感じ。 上記2作のような不気味な非現実味がもうちょっと欲しかったけどそれらを知らなかったら星5つだったと思う。 あと表紙をいいかげんオレンジ色じゃないのにしてあげてください‥
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すげー。まんが道ものはなぜおもしろいのか、 とか。答えは、おそらく生存者バイアスだね。そういうものを書けるまで 生き残っているひとのは当然なんらかの意味でおもしろいわけだ。
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