最上階ペンタグラム の商品レビュー

南園律【著】

2017/10/01

企業犯罪の潜入捜査を得意とするヒロインと、何故か行く先々で出会う企業スパイとのコンビ。
企業犯罪の捜査ならお手の物のヒロインだが、遭遇するのは殺人や不審死で、それらをスパイが探偵役、ヒロインが助手として解決していく。
二人のやり取りや捜査のテンポの良さは良いけれど、せっかくの企業犯罪の方をもう少し見たかったかな。
これ、シリーズ化すればこなれて良くなりそうだけど、この作家さん、これっきり著作がない。
覆面作家ということで何か事情があるのかな。

2015/01/08

よくあるコミカルミステリ。
主人公が企業犯罪のコンサルタントという設定が珍しいがあまり活かしきれていない感じ。

2013/03/05

うーん。ノリとしては軽いバカミスのノリなんですけどね。中途半端に展開が重くなったりして徹しきれてない感じがしました。軽い読み物なら軽いノリでずっといってくれればそれはそれでいいんですけどねえ。ちょっとこう、読んでいて尻のすわりが悪いというか。
覆面作家ということみたいですが、これが処女作なんだろうか？もっと作がこなれてきたらいい感じのシリーズになる・・・かもしれないですけど。

2012/11/09

企業犯罪を解決するため潜入捜査をするが、いつも殺人事件に遭遇…。せっかく面白い設定なので企業犯罪の話もあればよかったのに…上司の土田さんと天敵の斐然さんがいい味だしてます。

2012/06/30

連作ミステリ。折り返しのあらすじに「着せ替え探偵」なんてあるからなんだか違う感じをイメージしてたけど、思ったより真面目な（？ミステリだったな。

2012/05/19

企業犯罪を調査する女性コンサルが主人公。行く先々で起こる事件を、天敵に茶化されながら解決していく話。事件の内容や推理より主人公が勤務してる会社のほうが気になっちゃった。仕事や上司に対する主人公のちょっとした言葉が面白かったかな。コンサルティング会社って本当はどんな仕事してるんだろう。

2011/11/03

エンターテイメントとして、単純に純粋におもしろかったー！
と、思える本でした。

登場人物の語り口が私好みだったし、キャラクターも個性的で単純明快。

何か面白い本が読みたいなーってひとにはおすすめではないかしら。

これ、シリーズ化してもいいと思うな。楽しいし。

2011/07/09

潜入捜査官が探偵かと思ったら、探偵役は敵役の産業スパイ。大柄な体格ながら気配を消すことは人後におちない上司など、個性豊かな登場人物が笑いを誘うユーモアミステリー。笑いだけでなく表題作のように純粋な犯人当てを楽しめるミステリーや密室ものもあり、ミステリーとしても楽しい。それにしてもこの小説の舞台になる会社、存在するのだろうか。

2010/06/19

(収録作品)迷宮チェイス／最上階ペンタグラム(ミステリーズ!新人賞候補(3回))／葬送シャレード／楽園ギミック

2010/05/06

キャラがどれも特徴づけられいてよかった。お約束で登場する有能産業スパイも何でもありといった感じで好感度高い。しかし、日本語はおかしくないし、句読点も変ではないのに、なんでこんなにかかるんだろうというぐらい読むにの時間かかったのはなぜ？