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歴史が語る恋の嵐 の商品レビュー

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2023/08/05

古今東西の歴史に名を残す女性達の恋模様を描く。印象に残ったのは、「とはずがたり」二条の望まぬ後宮入りとその高い障壁により燃え上がる恋と、身分の恋を乗り越えて生涯愛し続けたフェルディナンド皇太子とゾフィ夫人(二人の暗殺が第一次世界大戦の引き金となった!)。あの偉人にも、こんなドラマ...

古今東西の歴史に名を残す女性達の恋模様を描く。印象に残ったのは、「とはずがたり」二条の望まぬ後宮入りとその高い障壁により燃え上がる恋と、身分の恋を乗り越えて生涯愛し続けたフェルディナンド皇太子とゾフィ夫人(二人の暗殺が第一次世界大戦の引き金となった!)。あの偉人にも、こんなドラマチックな恋愛があったのかと、心揺さぶられた。

Posted byブクログ

2022/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の作品も気がつけば6冊目の読了です。 十代から六十代まで24人の恋の物語。 まだまだ無知故に登場人物の中に知らない女性もいましたが、個人的にはクリスティー、エカテリーナ二世、ヴィクトリア女王、エリザベス一世は興味深く読むことが出来ました。 中世ヨーロッパの女性たちが印象に残っているのは「怖い絵」をはじめとする著者の作品を手にしてきたからだと思います。 今でいう中学生位の年頃で嫁ぐことが当たり前だった時代。 娘を持つ父親としては淋しい気持ちにもなりますが、今とは平均年齢も医療体制も違った時代、子孫を残し家(系譜)を守ることを考えるとこれも仕方がないことなのでしょう。 説明 内容紹介 才女たちの、激しくてやがて哀しき恋 夫と子を捨ててヴァーグナーに走ったコージマのその後。自作を髣髴とさせる失踪事件を起こしたアガサ・クリスティ。三百人もの愛人がいるといわれたエカテリーナ二世。歴史に名だたる女たちの壮絶な恋物語。 内容(「BOOK」データベースより) 女性初のノーベル賞受賞者、マリー・キュリーが18歳のときに落ちた許されない恋。夫と子を捨て、27歳でワーグナーに走ったコージマのその後。愛人300人といわれたエカテリーナ2世が、45歳にして初めて出会った真実の恋。66歳のマルグリット・デュラスを復活させた、27歳の青年の献身的愛。古今東西、歴史に名を残す女性たちが織り成す、さまざまな恋の形。圧倒され、やがて切なさが胸に迫る歴史エッセイ。 著者について ●中野 京子:早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史。著書に『怖い絵』『怖い絵2』(朝日出版社)『名画で読み解く ハプスブルク家12の物語』(光文社新書)など。訳書にシュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット』(角川文庫)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中野/京子 早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2016/07/14

女性の年齢別に、その激しい恋愛をさらりと描いていく、歴史エッセイ。 さらりとした語り口で、薬にも毒にもならず。 もっと歴史人物についての知識を得てからの本だな。

Posted byブクログ

2015/02/28

中野さんの、想像力を掻き立てられ、なおかつ人物への優しいまなざしが、大好きです。 愛されるって、難しいことですが、誰かを大切に思いたいものです。きっとそれだけで、生きることが少し楽しくなりそう(^-^)。対して

Posted byブクログ

2012/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

24人の歴史的に有名な女性達の恋をした時の年齢で短く解説。本当に見てきたかのような書き方がとてもうまい。

Posted byブクログ

2012/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1人の女性が大きな恋に落ちた年齢を表に出して人物紹介をしていく手法は新鮮だったけど、内容が薄いです。 ものによっては「この文章はこれで終わってるの?」とプロとは思えない中途半端な内容で切れてたりするし…。 企画は良いけど、中身で失敗って感じの本でした。

Posted byブクログ

2010/07/14

「人生の節目に訪れた恋」という視点から、歴史に名が残る様々な女性たちを描いた列伝風の作品。一人一人のエピソードは短いが、恋のエネルギーには圧倒される。みんな、それぞれの人生を精一杯生き抜いたんだなあ…。

Posted byブクログ

2009/11/19

けっこう期待して読んだんですが、あっさり系で、ちょっと物足りない感じでした。 渋澤 龍彦の「世界悪女物語」なんかは、けっこう楽しく読んだので、作者が女性だからかとも思います。 また、「歴史が語る」という題名なのですが、あんまり歴史に関係のある感じではなかったからかもしれません。 ...

けっこう期待して読んだんですが、あっさり系で、ちょっと物足りない感じでした。 渋澤 龍彦の「世界悪女物語」なんかは、けっこう楽しく読んだので、作者が女性だからかとも思います。 また、「歴史が語る」という題名なのですが、あんまり歴史に関係のある感じではなかったからかもしれません。 でも、マルグリット・デュラスの話とか、アガサ・クリスティーの話とかは、けっこう好きなので、基本的に、わたしが知っている人の話でないと楽しめてないだけかもしれません。 年齢別に分類してあるせいもあるのですが、後半は、権力を極めた女性が、若い男と……というのが多かった気もします。しかも、女性は、たいして美しくなかった……という話が多かった気が。 このあたりに、作者の好みを見てしまうのは、けっこう意地悪な読み方かもしれません。 「愛人 ラマン」が、70歳の時の作品だというのが、本当にビックリしました。それを知っただけでも、価値はあったかも。

Posted byブクログ