宇宙を織りなすもの(下) の商品レビュー
時空という考え方によるビッグバン、インフレーションについての説明。それからひも理論やM理論の話へ。 そのあとはちょっとトンデモ科学的な話にもなるが、それはそれで面白い。 ただ、本当にこの宇宙を理解しようとしたら、数学と言う物理言語や、人間の脳の構造までをも変えないと理解できないの...
時空という考え方によるビッグバン、インフレーションについての説明。それからひも理論やM理論の話へ。 そのあとはちょっとトンデモ科学的な話にもなるが、それはそれで面白い。 ただ、本当にこの宇宙を理解しようとしたら、数学と言う物理言語や、人間の脳の構造までをも変えないと理解できないのではないか??と、昔、天才科学者が考えていたような気持にもなってしまう。 ブライアン・グリーンの前著を読んで面白かった人は絶対に読むべき本です。
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下巻は、インフレーション宇宙論と超ひも理論を中心に最新宇宙物理論の深みに入っていきます。さすがに付いていけなくなってます。 この辺りの理論は実証されていない部分も多いようですが、著者はインフレーション宇宙理論とひも理論側に立って論を進めていきます。「私の熱い語り口から、私が中...
下巻は、インフレーション宇宙論と超ひも理論を中心に最新宇宙物理論の深みに入っていきます。さすがに付いていけなくなってます。 この辺りの理論は実証されていない部分も多いようですが、著者はインフレーション宇宙理論とひも理論側に立って論を進めていきます。「私の熱い語り口から、私が中立の立場にないことは読者もすでにお気づきだろう」と、自ら告白するあり様ではありますが、この辺りからも真摯さがうかがえます。 それにしても下巻の途中からどんどん付いていけなくなりました。例えば、「ちょうどグレープフルーツをビニールで密閉するように、丸まったカラビ=ヤウ図形を一枚のブレーンでくるむことができる。丸まったカラビ=ヤウ図形が収縮すれば、それをくるんだブレーンも収縮し、その質量は小さくなる。そして質量が小さくなると、カラビ=ヤウ図形が占めていた空間領域は収縮し、しまいには空間が破れて裂け目ができる - つまりその場合、空間そのものが裂けてしまうのだ。しかし、その空間領域がブレーンでくるまれているおかげで、物理学的破局を免れる (略) しかし、たったこれだけのことからも、高次元ブレーンが、ひも理論の物理にどれほど大きな影響を及ぼしうるかは想像できるだろう」 .... 全く想像できません。 しかし、人間の知識の探究というのはすごいものがあるもんだなと、いうことは少なくとも感じることができます。
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今まで読んだ物理本の中で一番わかりやすかったと思いますだからって わかった と言えないところがつらいけど自分 別に 理系の大学とかいったんじゃない 一般人なので
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