社会起業家になる方法 の商品レビュー
社会起業家というムーブメントが一時的な流行で終わるのか、それとも持続可能なシステムなのか。本書では6人の社会起業家への取材に加え、社会起業家というものの定義と今後の展望が納められている。 ・社会起業家というものは「必要とされているが収益を目的とする一般企業にとっては参入が難しい分...
社会起業家というムーブメントが一時的な流行で終わるのか、それとも持続可能なシステムなのか。本書では6人の社会起業家への取材に加え、社会起業家というものの定義と今後の展望が納められている。 ・社会起業家というものは「必要とされているが収益を目的とする一般企業にとっては参入が難しい分野」に参入する事に意義があるため、もともと収益を上げる事が難しい。 ・資本主義はマネタリー経済からボランタリー経済へ進化する。 ・一般企業からの支援でなく、ソーシャルアライアンス(を結ぶ事で持続可能となる。 優秀な若い世代がこうした意志を持って、お金ではない、働く事の意味を見つけて行動しているのは凄いと思う。経済的な自立の難しさをいかに解決するか。それがないとなかなか家庭を持った大人が参加できないまま、若者とリタイヤした老人ばかりの集まりになってしまう。よく考えてみよう。
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■目次 1 社会起業家とは何か? 2 若者と地元企業をつなぎ、若者が地域で挑戦できる街づくりを実践―G‐net・秋元祥治 3 会津の伝統工芸を、若者たちの手で守り、生かす道をつくる―明天・貝沼航 4 漫画家を志す若者に格安住宅を提供、若者たちの就業問題の解決に挑む―コトバノアト...
■目次 1 社会起業家とは何か? 2 若者と地元企業をつなぎ、若者が地域で挑戦できる街づくりを実践―G‐net・秋元祥治 3 会津の伝統工芸を、若者たちの手で守り、生かす道をつくる―明天・貝沼航 4 漫画家を志す若者に格安住宅を提供、若者たちの就業問題の解決に挑む―コトバノアトリエ・山本繁 5 日本の農業の危機を憂う若者たちが農業の新しい形をめざす―オリザ・浅井雄一郎/小平勘太 6 着メロのダウンロードで寄付するモデルを実現した「週末社会起業家」集団―音の羽根・馬渡徹郎 7 保険証を持たないニート・フリーターも利用できる「ワンコイン健診ショップ」をオープン―ケアプロ・川添高志 8 シンクタンク・ソフィアバンク代表、田坂広志氏に聞く、社会起業家というムーヴメントの意味 9 社会起業家になるための7つのポイント ■レビュー ・
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いろんな社会起業家が紹介されている本です。結論から言えば社会に疑問を持った人が行動した話です。行動していない人はニートで、社会起業家と背中合わせということも書かれていました。確かに、社会に疑問を持っているという点で同じ点にいるのかもしれません。 まあ、思うのは、どっちにしても仕...
いろんな社会起業家が紹介されている本です。結論から言えば社会に疑問を持った人が行動した話です。行動していない人はニートで、社会起業家と背中合わせということも書かれていました。確かに、社会に疑問を持っているという点で同じ点にいるのかもしれません。 まあ、思うのは、どっちにしても仕事は自分で作らないといけませんということです。日本は特にほとんどが生命を左右するような仕事ではないですよね。そんな中で既存のビジネスモデルだけに縋るのはかなりのハイリスクです。 ただ、元も子もないことを言ってしまうと、社会起業家とか普通の起業家とかいちいち分けなくてもいい気がします。目指す目標に何を掲げるかというだけで
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社会起業家と呼ばれる人が何人か紹介された本。 どの人のエピソードもモチベーションを上げてくれる、 それと同時に現状何もできていない自分に苛立ちを覚える。 彼らに共通していることは、「利他の精神」自分の利益よりも、 「収入より社会貢献」という感情。 それでは長続きしないと思う、か...
社会起業家と呼ばれる人が何人か紹介された本。 どの人のエピソードもモチベーションを上げてくれる、 それと同時に現状何もできていない自分に苛立ちを覚える。 彼らに共通していることは、「利他の精神」自分の利益よりも、 「収入より社会貢献」という感情。 それでは長続きしないと思う、かの坂本龍馬の言葉を借りよう 「人の心は金でしか動かない」 (注:人というのは他人のこと、近しい人を指したのでは無いと信じよう) 稼げる社会貢献を確立する。
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社会起業家: 通常の企業が通常の企業的手法で参入しようとしても、 なかなか利益が見込めない領域でありながら、 世の多くの人々が必要としている事業を実現しようとする人々 この言葉は 「ITベンチャー」の次に社会が必要としている言葉 だと思ってます そして、この本には実際の社会起...
社会起業家: 通常の企業が通常の企業的手法で参入しようとしても、 なかなか利益が見込めない領域でありながら、 世の多くの人々が必要としている事業を実現しようとする人々 この言葉は 「ITベンチャー」の次に社会が必要としている言葉 だと思ってます そして、この本には実際の社会起業家6人のインタビューと それを支える人のインタビューで構成されてます。 「How to」よりも、 「なぜなろうとしたのか?」「したいことは?」「苦労は?」 に重点が置かれているので、 興味がある人は是非読んでみてください。 何人か、既に知っている事業があったのがびっくり! 6人の共通点は 【自分の看板を持って、社会に必要な事業を行っていること】 だから、頑張れる。 お金以外に幸せを満たすものを見つけられる。 いいですね! 自分の人生設計で、しばらくは純粋利益追求者として働くけど、 5年以内に社会起業家として動きます。 はい、宣言! *** 社会起業家になるための7つのポイント 1.社会起業家のもとで修行する 2.ITリテラシーを磨く 3.経営ノウハウを学ぶ 4.どこからでもいいからネットワークに入る 5.相談できる指導者を持つ 6.へこまない精神力 7.無謀なほどの行動力と志を持つ *** 最後に、よかった言葉を2つ紹介。 ?「気づいた人の責任」 道端にごみが落ちている。もちろん落とした人が悪い。 でも、それを拾わなかった自分も悪い。 ってこと 普通、後ろの考えは思いつかない。 これ読んで、はっ!とした。 今のバイト先の問題ってこれじゃん!!! 反省。 社会起業家の人たちはみんな、 「なぜこれ(自分たちの今やっている事業)がないのか」 という疑問に気づき、 気づいたからこそ、自分たちでやろうって決心した人たち。 すごい! ?「働く」「仕事の報酬」という言葉の意味 日本で『働く』とは、『傍』を『楽』にすること、すなわり For the Neighbor's Happiness という意味だ。 また、日本人にとって仕事の報酬とは、 単にお金や地位ではなく、 働き甲斐や人間としての成長だ。
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how toを期待したわけではなくどんな事例があるのかと思って読んでみたら宣伝ぽかったっていう。 あんまり参考にならない。
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この本の中でインタビューを受けているのは、社会起業家の中でもある程度成功していて、メディアにも何度か取り上げられている人たちです。 しかし、そんな成功ケースとして紹介されている彼らですらも、、人手不足、安定した収益を確保できるビジネスモデルが構築できていない、給与は生活していくの...
この本の中でインタビューを受けているのは、社会起業家の中でもある程度成功していて、メディアにも何度か取り上げられている人たちです。 しかし、そんな成功ケースとして紹介されている彼らですらも、、人手不足、安定した収益を確保できるビジネスモデルが構築できていない、給与は生活していくのがやっとの額、など様々な問題を抱えていて、まだまだビジネスとして完全に軌道に乗せることはできていないのが現状だそうです。 ★心に響いた言葉 山本氏は、NPOの活動は「借り物競争」と同じだという。他人の持ち物を活動のために、無償で貸してもらう努力をひたすら続ける。そのための知恵が事業を支えるのだ 「NPO30歳定年説」という言葉があります。男性の職員は30歳くらいになると、結婚を機に辞めていくんです。それほどNPOの賃金は安いってことです
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タイトルの文字通り。 でも、ハウツー本ではなく、実際に社会起業家として奮闘している人のドキュメンタリーに近いかな。 久々に衝撃的な本。 衝撃というか、刺激でしょうか。 志がある仕事につきたいと思っているつもりでしたが、 なんか、ぬるくて甘い感じだったなあと。 従来の価値観と...
タイトルの文字通り。 でも、ハウツー本ではなく、実際に社会起業家として奮闘している人のドキュメンタリーに近いかな。 久々に衝撃的な本。 衝撃というか、刺激でしょうか。 志がある仕事につきたいと思っているつもりでしたが、 なんか、ぬるくて甘い感じだったなあと。 従来の価値観とか常識が、 少しずつほころびつつある今日この頃、 読んでみると考え方が少しだけ変わるかもよ? オススメです。
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社会企業家とは社会が抱える課題の解決のために事業として取り組んでいる人たちのことです。20代30代の若者が増えてるようです。彼らはなぜ社会貢献を仕事にしたいと考えたのか、社会貢献は本当に事業として成り立つのかといった疑問に深く踏み込んで紹介した本です。未曾有の不況が世界を襲う今、...
社会企業家とは社会が抱える課題の解決のために事業として取り組んでいる人たちのことです。20代30代の若者が増えてるようです。彼らはなぜ社会貢献を仕事にしたいと考えたのか、社会貢献は本当に事業として成り立つのかといった疑問に深く踏み込んで紹介した本です。未曾有の不況が世界を襲う今、世の中を変えるためにひたむきに事業に取り組む社会企業家たち。そんなかれらの姿に企業経営者も学生も企業の第一線で働く人もニートもリタイア後に第二の人生を歩む人も、働く目的や生き方を見直すきっかけになるのではないでしょうか?
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題名はあまり内容を反映しておらず、日本の若い社会起業(家)を紹介する本。 社会起業に詳しくないので、もしかしたら唯一の大手だったり有名なのかもしれないが、情報源がETICと田坂氏に偏っているような印象を受ける。 社会起業家は、大学時代からカリスマを発揮していたり、コンサル経験者(...
題名はあまり内容を反映しておらず、日本の若い社会起業(家)を紹介する本。 社会起業に詳しくないので、もしかしたら唯一の大手だったり有名なのかもしれないが、情報源がETICと田坂氏に偏っているような印象を受ける。 社会起業家は、大学時代からカリスマを発揮していたり、コンサル経験者(志望者)が多かったりして、現時点では誰でもなれるというより、なるべき人がなっている印象だ。 田坂広志氏のインタビューである8章は目からウロコだった。 1.ITの浸透が社会起業の流れを促進した ・ITがツールとなる ・人との接触を求めていること(これは田坂氏でなく社会起業家の言葉) ・ネット社会の根幹ボランタリーな精神が現実世界に影響を与えていること 2.各国の違い 日本:もともと仕事=傍を楽にするというアイデンティティがある 英国:「小さな政府」のため、民が公を支える 米国:個人の生き方の転換。ITベンチャー経験者が定量的評価を求めている
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