オフィスの甘い蜜 の商品レビュー
妖艶な女上司と可憐な先輩2人との密やかな体験
なかなか雰囲気の良い作品である。舞台は海辺のホテル。経理課に勤める21歳の主人公に対してもうすぐ33歳になる課長と25歳の先輩の2人ヒロインだが課長がメインである。課長は威圧感さえ漂うクール美人。先輩は誰にでも愛想の良い職場のアイドルである。もとより課長に想いを寄せていた主人公が...
なかなか雰囲気の良い作品である。舞台は海辺のホテル。経理課に勤める21歳の主人公に対してもうすぐ33歳になる課長と25歳の先輩の2人ヒロインだが課長がメインである。課長は威圧感さえ漂うクール美人。先輩は誰にでも愛想の良い職場のアイドルである。もとより課長に想いを寄せていた主人公が、課長とともに1週間の泊まり込み残業を行うところから物語が動き出す。ここで課長が入浴後のマッサージを依頼する流れの中で課長と先輩の百合関係が明らかとなったり、マッサージがエスカレートしたりする。実はこういうやり取りを行いながら課長は主人公の想いを知っていくのだが、この2人が結ばれるまで主人公ともども読み手も結構焦らされる。それだけに、結ばれて愉悦を覚えた課長との密戯がこの後幾度となく繰り広げられる展開がよりいやらしかったりもする。浜辺やホテルの空き部屋で繰り返される情交は2人のせめぎ合いぶつかり合いで艶めかしく、男の良さを思い出した課長がしおらしくも積極的に振る舞う乱れ具合もいやらしい。この頃の課長はもぅ発情しっ放しである。後半は先輩とのカラミ。主人公に首ったけ気味に溺れ始めている課長に嫉妬を抱く先輩が、男嫌いの百合な割に積極さを見せる。結末は年の差に臆する課長が身を退こうとする最後の情交だが、恋仲になりそうな先輩との関係を維持しながら課長との継続も思い描く主人公のちょっと欲深い考えに不快感はなく、ある程度の決着というか出口の見える結末ながら読後感に切なさもない。そもそも「33歳と21歳なら全然OKじゃね?」という気がするし。途中では課長と先輩の戯れや3Pもある。
DSK
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