ガラスの文明史 の商品レビュー
古代文明でガラスの製法があり発展したものとそうでないのがある理由は面白かった。組成表もあり、色付けの技法がいろいろ違って面白かった。それぞれの文化ごとに簡単に歴史を紹介した上でガラスの関わりを書いてくれているので助かった
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製造・技術の観点から解き明かすガラスの歴史。 第一章 ガラスの歴史 第二章 ヴァルトグラス 第三章 近代ガラスの始まり 付表 ガラス年表 カラー口絵は日本国内の美術館等に所蔵されているガラス器の写真。 適宜に画像・地図・年表有り。 索引有り。参考文献は和文と欧文に分けて掲載。 遥...
製造・技術の観点から解き明かすガラスの歴史。 第一章 ガラスの歴史 第二章 ヴァルトグラス 第三章 近代ガラスの始まり 付表 ガラス年表 カラー口絵は日本国内の美術館等に所蔵されているガラス器の写真。 適宜に画像・地図・年表有り。 索引有り。参考文献は和文と欧文に分けて掲載。 遥か古代から作られてきたガラスの歴史を詳細に説明しています。 約5000年前から始まったガラスの製造。 文明の発展の中での製法や技術の進歩。 国の滅亡で技術は廃れるが、植民地化や民族の移動、宗教等の 影響で、各地に伝わることもある。 また、材料となる砂や天然ソーダ、植物灰、熱源の森林を求めて 転々とし、伝わることも。 天然ソーダの輸入が止まったことで、植物灰を材料として 発展した、北西ヨーロッパのヴァルトグラスは、豊富な森林が その要因となり、生み出された。 耐久性の劣化によるクリズリングの問題を解決するために、 新たな材料が加えられた。 そして近代化は人造ソーダを製造し、機械化され、進歩を続ける。 主にオリエントとヨーロッパ地域のガラスの歴史についての 記述ですが、国や文明の存亡とガラスの関わり、 組成の分析によって、どの時代のガラスかがわかることなど、 興味深い内容となっていました。 付表のガラス年表も簡潔にまとめられていて、良かったです。
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