ライトノベルの楽しい書き方(3) の商品レビュー
ライトノベル作家で京美人の鷹峰多々湖(たかみね・たたこ)は、現実の男性に恋心を抱いてしまったために、小説が書けなくなっていました。彼女の編集を担当する心夏は、多々湖と剣を缶詰にして小説を書かせる計画を立てますが、喪女の多々湖と、(暫定)彼氏の八雲と「いちゃいちゃらぶらぶ」している...
ライトノベル作家で京美人の鷹峰多々湖(たかみね・たたこ)は、現実の男性に恋心を抱いてしまったために、小説が書けなくなっていました。彼女の編集を担当する心夏は、多々湖と剣を缶詰にして小説を書かせる計画を立てますが、喪女の多々湖と、(暫定)彼氏の八雲と「いちゃいちゃらぶらぶ」している剣のどちらが良い小説を書くことができるのかという勝負が始まってしまいます。 剣にとって、自分は小説を書くための道具にすぎないのではないかと思い悩む八雲は、彼女に厳しい言葉をぶつけてしまいます。しかしそのことがきっかけで、素直になれないでいた剣が自分の想いを八雲に伝えることになります。その様子を見て、多々湖は自分の恋する気持ちから逃げないようにしようと決意します。 ここで、多々湖の片思いの相手は石切清麿だったことが明らかになり、剣と八雲は2人の仲を近づけるためにWデートのセッティングをします。しかし、京美人で家電に詳しい多々湖と、戦国オタクでギャルゲーが好きな清麿は、ことごとく話が合いません。その後みんなで出かけた戸来祭で、清麿は多々湖を応援しようと決意します。他方、父親の手で育てられ、人を愛することに躊躇してしまう市古ゆうなは、はっきり気づかないままに、少しずつ八雲への想いを強めていきます。そんな2人の様子を見て、剣の心も揺れ動きます。 ありがちな展開ではありますが、ストーリーがぽんぽん進んでゆくので気持ちよく読むことができました。物語が安定軌道に乗ってきたために、剣の気持ちの揺れ動きもすっかりパターン化していますが、悪い印象はまったく感じません。
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星をいくつにするか悩んだが、三つとした。それだけ気になったところを重視した形である。 後半から終盤にかけての展開はとても良かったのだけど、その分だけ前半の内容の粗が目立ってしまう。特にプロローグには目が点となった。結局大して意味がなかったようだし、なぜあんな展開を放り込んだの...
星をいくつにするか悩んだが、三つとした。それだけ気になったところを重視した形である。 後半から終盤にかけての展開はとても良かったのだけど、その分だけ前半の内容の粗が目立ってしまう。特にプロローグには目が点となった。結局大して意味がなかったようだし、なぜあんな展開を放り込んだのだろう。 時折、本当にメインがなんなのかわからなくなる。これ、ライトノベル作家の生活を主題にした恋愛物であってるんだよね? 集中している最中の終盤に出てきた顔文字にも脱力させられた。なぜ使ったんだ……。いや、使う分には良いのだけど(ライトノベルだし)、三巻に至っていきなり使うのはよろしくない。作品の方向がわからなくなる。 どうでもいい話であるが、関西弁、特に京ことばで語尾に「やよ」を使うのは本当にどうにかならないものかと思う。 物語における方言と思えばいいのだろうけど、東京もんが関西弁を使う程度の違和感がある。 星三つの決定打はここである。ディテールのこうした粗はどうしても気になる。
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久しぶりにこのシリーズを読んだので、人間関係を思い出すのにちょっと時間がかかりました。(^^; そうか、こっちのカップルはまだできていなかったんだな。(^^; 前巻までの流れだと、ヒロインのお父さんとか家族が出てきていろいろもめるような展開になるのではないかと予想していたんです...
久しぶりにこのシリーズを読んだので、人間関係を思い出すのにちょっと時間がかかりました。(^^; そうか、こっちのカップルはまだできていなかったんだな。(^^; 前巻までの流れだと、ヒロインのお父さんとか家族が出てきていろいろもめるような展開になるのではないかと予想していたんですけど、作家の先輩がでてくるとはちょっと意外でしたね。 外野の方の展開も気にかかりますが、次巻あたりでそろそろ、こう、どろどろっぽい展開になるのかな?引きが引きだし。 ま、この登場人物でどろどろってのもいまいち想像できないけれど。(^^;
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新キャラ登場します。 前二冊と比べて二人の間に進展があったのも加えてなかなかいい作品になっています。
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