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黒のトイフェル(上) の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2024/02/05

大聖堂を気にした13世紀の歴史ミステリー。 建築監督の転落殺人から幕を開け、赤毛の男ヤコブの語りの合間に、美形?の黒ずくめ男とその背景がじわじわ・・と言うところで上巻が終わる。 舞台、設定は面白いのに、余りにもとろい展開。 一考に盛り上がりがないのも珍しい。

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2018/12/25

ホントに読んだのか?記憶にない。。。こういう時間って怖い。俺の人生の一部が、なにものかに侵食されているんだよ、きっと!その犯人は記憶に残らない小説&映画だ!たぶん。

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2013/09/09

『深海のYrr』では、なかなかいいキャラクターが呆気無く死んでしまったりするので、心配しながら読んだ。中世ドイツの時代背景や都市の様子、人々の人生観が表現されていて、面白い。

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2013/03/06

中世のケルンが舞台という珍しいミステリー(?)作品。前半は街やキャラクターの紹介、といった感じであまり話が進みませんが、後半から段々ミステリアスになっていきます。

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2011/10/06

プロットは面白いと思うのだが、 物語として面白くないのは何故?? ワクワク感を感じられなかったからかなぁ。

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2011/06/15

謀略そのものの存在は早い段階で明らかになるのですが、何をしようとしているのか、どういう目的があるのか、はなかなか明かされません。その謀略の一端である殺人を目撃したこそ泥ヤコプは、犯人である悪魔のような男に命を狙われて…、という展開で下巻へ。

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2010/05/29

「深海のYrr」のフランク・フェッツィングによる中世のケルンを舞台にしたミステリー。 上質な海洋SF大作だった「深海の...」とは一転して中世の歴史小説と、作者の知識や興味の広さに驚いた。 内容は前作ほどのインパクトには欠け、どこか予定調和な印象もあったけれど。

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2010/08/13

深海のYrrの筆者が新しいの出したということで 読んでみました。 この人はドイツ出身らしく、今回の舞台はケルン。 ケルン大聖堂からみの史実とフィクションを織り交ぜた話。 ケルンといったら、大聖堂、という程度にしかしらないので いまいちピンとはこなかったけど、 中世のくらいヨー...

深海のYrrの筆者が新しいの出したということで 読んでみました。 この人はドイツ出身らしく、今回の舞台はケルン。 ケルン大聖堂からみの史実とフィクションを織り交ぜた話。 ケルンといったら、大聖堂、という程度にしかしらないので いまいちピンとはこなかったけど、 中世のくらいヨーロッパの雰囲気は小説からも感じ取れる。 何より、十字軍を絶対悪だったと評価してる(と私は感じた)点に 好意がもてた。 十字軍と名前だけ聞くと、奇麗事のように聞こえてしまうが、 決してそんなことはない。 各地で暴挙を働きまくり、おびただしい無力な平民が殺戮された。 日本の世界史の教科書はやーーっぱり西洋からの視点だなぁと なんだかあらためてかんじた。 Aug 2009

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2009/10/07

1260年9月ドイツ、ケルン。 新たな大聖堂を建築中のこの都市は、周囲を城壁に囲まれた都市でいくつかの教会・修道院を抱えた人口2万人の都市だった。 狐のヤコプは、燃えるような赤髪を持った青年でこそ泥で、なんとか生きてきた。 ヤコプは、建築中の大聖堂の横の大司教の果樹園のリン...

1260年9月ドイツ、ケルン。 新たな大聖堂を建築中のこの都市は、周囲を城壁に囲まれた都市でいくつかの教会・修道院を抱えた人口2万人の都市だった。 狐のヤコプは、燃えるような赤髪を持った青年でこそ泥で、なんとか生きてきた。 ヤコプは、建築中の大聖堂の横の大司教の果樹園のリンゴを盗むためその木に登りリンゴを採っていた。 そこで、ヤコプは建築現場の監督が黒い影の人に襲われ墜落した現場を見る。 落ちた現場監督のそばに行き、そこで最後の言葉を聞く。 その場から逃走するヤコプは、友人のティルマンと娼婦のマリアにその話をするが、二人は弩により射殺された。 弩を使う不気味な殺し屋は、ヤコプを狙う。 ヤコプは、身を潜めようとするのだが・・・・。 「深海のYrr」で知られてるフランク・シェッツィングの作品です。 今回は、中世のドイツ・ケルンが舞台になってます。 大掛かりな陰謀が進むケルンの都市で起きた事件は、その後どうなるのでしょうか?

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2009/10/04

時代設定が古すぎるので序盤はイメージするのに苦戦したが、秘密結社や殺し屋など、アンティークな雰囲気と馴染むうちに苦手意識は薄れていった。ノンフィクションかと見紛うくらいのディテールも素晴らしいが、若干ストーリーが停滞気味であるのが残念。 しかし最後までテンションをキープできたのは...

時代設定が古すぎるので序盤はイメージするのに苦戦したが、秘密結社や殺し屋など、アンティークな雰囲気と馴染むうちに苦手意識は薄れていった。ノンフィクションかと見紛うくらいのディテールも素晴らしいが、若干ストーリーが停滞気味であるのが残念。 しかし最後までテンションをキープできたのは、主人公の師弟コンビが魅力的だったからだろう。このふたりの成長ぶりに注目すれば、ロード・ムービーに見えなくもない。それほどオリジナリティ溢れるコンビとして描かれてある。 同じくらい読み応えがあったのが当時の社会情勢。司教と貴族の利権争いを背景に、ケルン大聖堂という一大イベントを巧く絡ませた構成は頑丈でブレることがない。典型的な映像向きのストーリーなので、本作品もハリウッド行きかな?

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