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パラレル!Parallel 2 課外授業の罠 の商品レビュー

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2021/10/17

978-4-86176-625-1 179p 2009.2.16 初版 シリーズ2巻目 あとがきで著者のコメントで3巻を夏前に刊行予定とありますが 未だに刊行されていません

Posted byブクログ

2011/01/23

“だれだろう。 わたしは、ゆっくりと起きあがって携帯電話を開いた。 大二郎くん? 「もしもし」 <早く出ろよ!> 「そうしたつもりだけど」 <遅い!> 「――なに」 <あっ、そうだ。八雲だよ、八雲> 「は?八雲くん?八雲くんがどうかしたの?」 <どうかしたじゃねえよ!> 「なに、...

“だれだろう。 わたしは、ゆっくりと起きあがって携帯電話を開いた。 大二郎くん? 「もしもし」 <早く出ろよ!> 「そうしたつもりだけど」 <遅い!> 「――なに」 <あっ、そうだ。八雲だよ、八雲> 「は?八雲くん?八雲くんがどうかしたの?」 <どうかしたじゃねえよ!> 「なに、ひとりで興奮してるのよ」 <八雲がさ、まだ家に帰ってないっていうんだよ>” 何故に将門と卑弥呼の外見が若くなったのかという謎が。 “「あなたたちには助かってもらわないと困るのです。じゃないと、この世界が、もうひとつの世界に、魔術師に乗っ取られてしまいますからね」 その細い目は、けっして笑ってはいなかった。 御子柴さんは、さらにつづけた。 「また、いつ、魔術師が襲ってくるかわかりません。次もまた、美土代学園を襲ってくるでしょう。――佐倉荒太くん、菊地瞳さん」 「はい」 わたしたちは、姿勢を正して返事をした。 「この東京を、この日本を守れるのは、あなたたちしかいません。それだけは忘れないでいてくださいよ」 佐倉くんも、わたしも、しっかり、うなずいた。”

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