天帝のみぎわなる鳳翔 の商品レビュー
「ヒトにとって他者とは、果てしない呪いなのだ。渇望したときにかぎって存在しないいつまでもそれは業なのだ。罠なのだ。それはつまり、恐怖だ。ヒトがヒトを理解できないのは、この恐怖を超克できないから。だからヒトはわどこまでも独りなのだ。けれど。だからといってヒトは悪じゃない。どこまでも...
「ヒトにとって他者とは、果てしない呪いなのだ。渇望したときにかぎって存在しないいつまでもそれは業なのだ。罠なのだ。それはつまり、恐怖だ。ヒトがヒトを理解できないのは、この恐怖を超克できないから。だからヒトはわどこまでも独りなのだ。けれど。だからといってヒトは悪じゃない。どこまでも独りだから、寂しいから、他者にむかって善意を積むのだ。だからヒトは尊いのだ。」シリーズ読破。やっぱり素晴らしい作品だ。早く続編出ないかな。
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シリーズ4作目。何の因果か最新鋭空母に乗船することになったまほろ。もはや軍事小説というか架空戦記といってよいくらいのスケールの大きさ。半端ない数の犠牲者が出る軍事行動と、クローズドサークル内の毒殺事件の見事な対比。こんな状況で推理してるやつらはおかしいだろと思いつつもお約束の推理...
シリーズ4作目。何の因果か最新鋭空母に乗船することになったまほろ。もはや軍事小説というか架空戦記といってよいくらいのスケールの大きさ。半端ない数の犠牲者が出る軍事行動と、クローズドサークル内の毒殺事件の見事な対比。こんな状況で推理してるやつらはおかしいだろと思いつつもお約束の推理合戦が面白い。御矢から再登場のメンバーがいい味だしてます。巫女さまはもう主役はってほしいくらい。 作中の放射能汚染、震災前ならシーベルトとか言われてもピンとこなかったろうなぁと思うとちょっと悲しいですね。
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前半でガッと惹きつけて、後半はツッコませながら読むのは仕様ですか? それでもツッコミつつ最後まで読んじゃう、すでに中毒。続きはいつですか?
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天帝シリーズ。史上最大三千人殺し、ってのに惹かれてはいけません(笑)。まあたしかに間違ってはいないんだけどね。 今回はまたあまりに壮大な舞台。そこに相変わらずのキャラと、ほどよくふざけた台詞の応酬。前シリーズについてこられた人なら大丈夫でしょう。事件の推理合戦もさながら、ラストの...
天帝シリーズ。史上最大三千人殺し、ってのに惹かれてはいけません(笑)。まあたしかに間違ってはいないんだけどね。 今回はまたあまりに壮大な舞台。そこに相変わらずのキャラと、ほどよくふざけた台詞の応酬。前シリーズについてこられた人なら大丈夫でしょう。事件の推理合戦もさながら、ラストの展開は怒涛でした。まだ終わりそうにないなあ。
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ふむ、図書館にあったので 借りてみた。 うーむ、本格といえば本格なのかね。 オチが荒唐無稽。なんじゃこりゃ? フランス語だかドイツ語だか、英語だかの ルビがうざい。 おもしろいともおもしろくないともいえない。 最近のノベルズはこんなの多いなぁ。
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やっと読み終わった・・・。読み終わるのに異常なほどの忍耐力を求められた。今まで以上に話についていけなかった。人が死に過ぎてるし。もうちょっとシンプルな話を書いてくれないかなあ、などというのはこの作者さんに求めても無駄なのかな?一言で感想を言うなら「疲れた」。
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「E-2Cだかディズニーシーだか非的利(フリードリヒ)?世の無憂宮殿(サン・ススイ)だか知らないが、僕としては、そんなん全部降ろしてキュベレイを一機搭載すればよいと思う。もちろん白いのである。問題はファンネルが地上で使用可能かどうかだけだ。」 「「ポール・ニザン、読んだことない...
「E-2Cだかディズニーシーだか非的利(フリードリヒ)?世の無憂宮殿(サン・ススイ)だか知らないが、僕としては、そんなん全部降ろしてキュベレイを一機搭載すればよいと思う。もちろん白いのである。問題はファンネルが地上で使用可能かどうかだけだ。」 「「ポール・ニザン、読んだことないですか?」 「二十歳が人生で一番美しい季節だなんて、誰にも言わせない(ジュ・ヌ・レスレ・ペルソンヌ・ディール・ク・セ・ル・プリュ・ベル・アージュ・ド・ラ・ヴィ)――だったっけ?」 (中略) 「ニザンが正解です。それが一番美しいだなんて、経験的には記憶の改竄としか思えない」」 「(前略)天帝に虐められた該隠(カイン)のごとく。小諸駅発車時刻三分前のアリスのごとく。でも逃げちゃ駄目だ(じゅぬどわぱふゅいーる)、でも逃げちゃ駄目だ(じゅぬどわぱふゅいーる)、でも逃げちゃ駄目だ(じゅぬどわぱふゅいーる)――」 「しかし、おどれ態(モード)の活動限界までは、まだ十秒強ある―― 巫女の覚醒と解放(レヴェイユ・エ・ラ・リベラシオン・ド・ラ・プレートレッス)。ゼーレは黙ってるだろうけれど(サ・ヌ・メトヌレ・パ・ク・ラ・ゼール・レッセ・パセ・サ)」 (2009.2) (2009.12)
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