アクセル・ワールド(1) の商品レビュー
近未来学園バーチャル格闘もの。 ニューロリンカーという携帯端末を使い、脳と量子無線接続し、映像や音声などあらゆる五感を脳内に直接映像化する技術が発達した世界、 学生たちは学園のローカルネットに接続して、自分のアバターを設定し仮想世界をエンジョイする。 この本は、こういった...
近未来学園バーチャル格闘もの。 ニューロリンカーという携帯端末を使い、脳と量子無線接続し、映像や音声などあらゆる五感を脳内に直接映像化する技術が発達した世界、 学生たちは学園のローカルネットに接続して、自分のアバターを設定し仮想世界をエンジョイする。 この本は、こういったちょっと近未来的な設定の中で、さえない太ったゲームおたくの主人公(アバターはピンクの豚)が、 黒雪姫にゲームスピードを見染められ、少女が転送してきた謎のプログラムをインストールすることによって、 加速世界にいざなわれる。 そこは、ブレインバーストと呼ばれる仮想加速世界。 現実の世界の1秒は、その世界では16分40秒に相当する。 むろん、この加速は任意でとくことができる。 つまり、現実世界で1秒で決断しなければならないことが、 ブレインバーストに入れば、16分40秒熟考することができるということ。 ブレインバーストでさらなる加速のスピードを上げられるようになれば、 さらなる高みに上り詰めることができる。 そのためには、同じブレインバーストの住人に対し、 戦いを挑み、勝って相手のポイントを自分のものにするしかない。 謎めいた黒雪姫を守るため、仮想の世界で主人公はバトルを繰り返し、 どうせおれなんか・・という劣等感を払しょくし、 強く成長していく。 構成はしっかりしていて、電撃小説大賞を受賞しただけの力量を感じる。 時間もまた読みたくなる。。そんな作品だった。
Posted by
後半のバトル描写が熱いです。 中二病展開で進んでいくため、ちょっとした抵抗はあったものの、最終的には世界観にどっぷりと浸れました。 ブレインバーストがもしあったら、いることいらぬこと色々使ってみたい。 黒雪姫の挿絵で買っても後悔はしないと思います。 川上稔の短編はいい味出してま...
後半のバトル描写が熱いです。 中二病展開で進んでいくため、ちょっとした抵抗はあったものの、最終的には世界観にどっぷりと浸れました。 ブレインバーストがもしあったら、いることいらぬこと色々使ってみたい。 黒雪姫の挿絵で買っても後悔はしないと思います。 川上稔の短編はいい味出してました!一気に興味湧いたかも。
Posted by
結論から言えば、確かに面白かった。評判が高いのもわからなくも無い…けれども、こんなに絶賛されるほどの作品かどうかは正直微妙な気がする。個人的に気になった点を何点か。 まず、地の文が多い。この作家のクセみたいなところがありますね。ラノベの場合、状況を会話で説明してしまうタイ...
結論から言えば、確かに面白かった。評判が高いのもわからなくも無い…けれども、こんなに絶賛されるほどの作品かどうかは正直微妙な気がする。個人的に気になった点を何点か。 まず、地の文が多い。この作家のクセみたいなところがありますね。ラノベの場合、状況を会話で説明してしまうタイプと、客観的に地の文で説明してしまうタイプがあると思います。両者の中間で、地の文がそのまま会話の一端を担っていたりする場合もあります。この作者の場合、非常に地の文での説明が多く、また少々難しい言葉を用いて書かれたりもしているのでサクサク読める作品という感じではありません。「読み応えがある」という感想を抱く所以でしょうか。これはある意味「ライトノベル」という枠で捉えるのは厳しくなってくる気もします。 文章中での修辞技法、特に「倒置」を用いた書き方が多い。あまりにも多すぎて強調の意味を成さず、むしろ読む時に疲れてきたり萎えたりする。勿論この辺の受け取り具合には個人差があると思うけども、何とか地の文のマンネリ感を失くそうとしている感じを受けます。もう少し会話での説明が多かったりしてもいいんじゃないかなぁとも思った。だってラノベだし。 ただ世界観はよく伝わってきました。ニューロリンカーと脳波の仕組み、加速世界の掟、各登場人物たちの関係などなど。読者が様々な設定から抱くであろう疑問に対する答えがある程度示されているのは好感持てます。また.hackとかみたいに完全に空想世界の中での話というわけじゃなく、リアル世界との相関性が重視されてるのは面白いかもしれません。たしかにネトゲとかやってたら「リアルじゃこの人どんな感じなのかなぁ」とか気になるもんねぇ。 キャラクターについて。主人公が出来損ないなのは個人的に好きです(笑。ヒロインである先輩がまた特別な存在っていうのもある意味で王道だけど、だがそれがいい。チユリもそのうちバーストリンカーになりそうな気がしてならない。キャラ達が中学生ってせいか(性的な意味で)魅力は格別感じないけど、先輩はかぁいいとは思う。6人の王達と戦うってことは、少なくともあと6巻くらいは出るってことですよね。先輩のレギオン”ネガ・ネビュラス”がどれくらいの勢力になるのか期待。 繰り返しだけど、面白かったけど世間の評価が高すぎるっていう感じがしました。「電撃大賞受賞作」って部分に先入観があるのかな…とも思いつつ。…文句言いつつ続編は買うと思います(笑。
Posted by
<内容> ニューロリンカーと呼ばれる脳と量子無線接続し、あらゆる5感の情報を提供する携帯端末が普及した世界においても、いじめられっ子はいた。ハルユキもその一人。 彼の休まる場所は学内ローカルネット内のスカッシュゲームをしている時だけだった。それも、速さを競うだけのゲームである。 ...
<内容> ニューロリンカーと呼ばれる脳と量子無線接続し、あらゆる5感の情報を提供する携帯端末が普及した世界においても、いじめられっ子はいた。ハルユキもその一人。 彼の休まる場所は学内ローカルネット内のスカッシュゲームをしている時だけだった。それも、速さを競うだけのゲームである。 そんな折、黒雪姫から転送された謎のソフトウェアによって彼の世界は一変する…… 第15回電撃大賞受賞作。 <感想> 世界観がすばらしい。 説明がまったくといってないのに、すんなりと世界に入り込める。 そして、戦闘もハルユキが弱いこともあって知能戦だったり、構成とかもちゃんとしてる。 もぅ世界に引きづり込まれる。 ほんとに今回の電撃大賞はレベル高い。。。 ただ、一つだけ。。。。 それはシアン・パレルの正体。 まぁ、伏線とかもうまいから気づかない人は気づかないんだとは思うんだけど、ラノベとかゲームとかで不要な人物を出すことって少ない訳。 それも、大賞作品ってことは単巻で構成組んでる訳だから、それこそ必要ない人間は出てこない。 つまり、今回の場合、他の学校の人間の名前が出てくること自体がありえない。。と。 つまり、犯人確定ですよ。。。orz まぁ、構成上 他の学校にしなければならない理由があったから仕方ないけど。。。。 あのトリック??もすばらしかったし。。。
Posted by
初版を見かけなくなってきた頃にあわてて買ったのを思い出した。 普段利用しない本屋で買ったんだけど、オビがついてなかったのは何でかなぁ。 「オビなんか邪魔邪魔邪魔ァァ〜〜〜〜!!」 って取っちゃう本屋とかってあるのかな? --- 03/17 読了。読み始めてからは早かったな。 正...
初版を見かけなくなってきた頃にあわてて買ったのを思い出した。 普段利用しない本屋で買ったんだけど、オビがついてなかったのは何でかなぁ。 「オビなんか邪魔邪魔邪魔ァァ〜〜〜〜!!」 って取っちゃう本屋とかってあるのかな? --- 03/17 読了。読み始めてからは早かったな。 正直、敵の正体とかすぐにわかっちゃっうんだけど、 まぁ1冊で完結しようとするとそうなるか。 あとは戦闘シーンの効果音とかどうにかならないかなぁ。 この作品に限った話じゃないんだけど・・・。
Posted by