1,800円以上の注文で送料無料

Javaスタイルブック の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/02/14

筆者らの職場で使われているJavaのスタイルガイドをまとめたもの。実際にはスタイル規約とコーディング規約を含んでいる。 「2 フォーマット規約」「3 命名規則」「4 ドキュメンテーション規約」あたりは大変参考になるので、これを元に各自のガイドを決めるとよいだろう。その点、Jav...

筆者らの職場で使われているJavaのスタイルガイドをまとめたもの。実際にはスタイル規約とコーディング規約を含んでいる。 「2 フォーマット規約」「3 命名規則」「4 ドキュメンテーション規約」あたりは大変参考になるので、これを元に各自のガイドを決めるとよいだろう。その点、Javaプログラマ、特に、プラグインのプログラマなど、自分のコードを再利用してもらおうと考えている人にとっては、「6 パッケージング規約」の記述は物足りない。 「5 プログラミング規約」はコーディングに関する規約の一部について簡潔に述べている。例外処理、並列プログラミングについての記述はコーディング規約を取り入れる第一歩として参考になると思われる。より知りたければそれらを専門に扱う書籍を読む必要がある。 最後に「1 一般原則」は抽象的であるが、重要な、「開発の原則」について述べている。これを常に心に留めておけば、どのような規約を設けるべきか、自然と見えてくるのではないだろうか。 私は研究職なので、規約を厳密に決めて実装を行うことはあまりないが、コードの共同開発・再利用を想定して規約を決める際の参考として本書は有効である。ただ、例はあまり掲載されておらず、記述量に対して1,900円という価格を考えると、自腹を切ってまでこの本を手元に置こうとは思わなかった。よって★1つマイナスして★4つと評価する。

Posted byブクログ