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見えるように伝える頭のいい人の会話術 の商品レビュー

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2012/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

興味深かったのは扁桃体の話。扁桃体とは感情を司る部位で、感情を伴った情報は扁桃体に入り、その後、海馬へと送られる。海馬は記憶との関わりがあるため、扁桃体に入った情報は確実に記憶される。好きなものに関する情報や嫌なことに関する情報を忘れないのはそのためだそうだ。ということは、知識を教える場合は”相手の感情を動かす”ことが記憶への定着に繋がるということになるのだろう。人に気持ちを伝えたいときには扁桃体に訴えるのも1つの方法なのかもしれない。 ワーキングメモリーといった記憶部位についても初めて知った。ワーキングメモリーとは長期記憶にならないほんの短い記憶のこと。この部位を働かせるのが上手い人は頭の回転が早いらしい。しかしこの部位は脳の全体に広がっているので、脳が他のことに気を取られると働きが低下するのが弱点だそうだ(歩いているときに携帯がなると、立ち止まってしまうなど)。つまり頭の回転を早くしたい(集中したい)ときなどは、他からの情報をカットすることが必要になる。余計な情報をカットして集中できる環境を整え、ワーキングメモリーの働きを促すのも一つの教授法なのかもしれない。 会話術というよりは、脳科学の本として読んでしまった。脳の働きは面白く、解明されていない部分も多々あるようなので、いろいろ調べてみようかと思う。

Posted byブクログ

2010/12/27

会話中の「笑い」「ユーモア」についてとても強調されていました。確かに大切だけれど本書の例のようにはいかないだろうなぁ…と(笑) 訓練法等は具体的でやりやすいと思います。

Posted byブクログ