クリスチナ・ロセッティ詩抄 の商品レビュー
「黒影の館」のテーマのひとつがラファエル前派で、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの名前が頭にあがってきました。で、その妹がクリスティナ・ロセッティ。 元々本書は、宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の中で、主人公が『風』を印象的に詠じていた(元の作品からはだいぶアレンジが加わっていますが...
「黒影の館」のテーマのひとつがラファエル前派で、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの名前が頭にあがってきました。で、その妹がクリスティナ・ロセッティ。 元々本書は、宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の中で、主人公が『風』を印象的に詠じていた(元の作品からはだいぶアレンジが加わっていますが…)ところから、買ったと記憶していますが、それからだいぶ眠ってしまいました。 元来、詩を読みつける繊細な感性は持ち合わせていないうえ、やっぱり訳がちょっと古い。しかも、全体的に儚さを歌ったものが多く、暗めの色調のため、読みこなすのは大変。そう、ミレイの『オフィーリア』のイメージがぴったりな感じ。 それでも、件の『風』や『も一度 春に』など瑞々しい感じの詩には好感が持てます。
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「小夜更けの夜のしじまに訪ねきませよ・・・戀人よ はるか遠き昔ながらに。」「今でも私の心の奥に そつと潜めた戀しい人、」……人を戀う想いを想いたいときに開く、小さな1冊。できるなら、原詩も伴って。
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