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ロシアにおける革命思想の発達について の商品レビュー

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2011/02/12
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「ゲルツェンにあっては、第一の関心事はつねにロシヤ社会の改革の事業への奉仕であり、文学はその武器であった」(解説、269頁) ……とあるように、すぐれた作家・批評家であったゲルツェンによるロシヤ革命思想(前史)の論考と手引き。 基本的には19世紀前半ロシアの革命思想の展開とそれを紹介する体裁ですが、その実19世紀ロシア文学へのオマージュであり、その紹介、そしてロシアのもつ精神風土を端的にまとめた一冊です。 ロシア的なるものとは何か。ドストエフスキー、トルストイを読む前に読んでおきたい好著。

Posted byブクログ