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時代劇の父・伊藤大輔 の商品レビュー

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2014/11/10

伊藤大輔監督の時代劇を高く評価し、その背景となる伊藤大輔の宇和島市関連の出自などを詳しく調査している。また、「下郎の首」シリーズを著者独自の解釈で当時の社会状況や伊藤大輔の思想・信条を推理しながら述べている。著者は映画評論や映画史の専門家ではないし、映画をどのような切り口から鑑賞...

伊藤大輔監督の時代劇を高く評価し、その背景となる伊藤大輔の宇和島市関連の出自などを詳しく調査している。また、「下郎の首」シリーズを著者独自の解釈で当時の社会状況や伊藤大輔の思想・信条を推理しながら述べている。著者は映画評論や映画史の専門家ではないし、映画をどのような切り口から鑑賞し論ずるかは自由であって良いのだが、多数派の映画ファンには違和感のある本だろう。とは言え、私自身は触発される部分も多く、数少ない伊藤大輔監督の研究書として参考になった。 なお、基本的な人名等についてあまりにも誤植が多過ぎる点はうんざりさせられた。

Posted byブクログ