脳はあり合わせの材料から生まれた の商品レビュー
生き物のからだがとってもつぎはぎで、いきあたりばったりに進化してきたということを、時に諧謔を交えながらわかりやすく教授してくれる。そのありようはなんともいとおしく感じてしまうほど。人によっては救われるような思いを持つかもしれない。
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クルージ。 それはその場しのぎでごちゃごちゃした現状をさす。 ヒトの脳は実際すごく不完全、で非合理的な面がある。 それは進化とは必要に迫られた漸近的なものだ。実際にはもっとよくできても、それで一先ず問題がないのであれば、有り合わせの材料で済ましてしまう。 本書はそれを記憶、思...
クルージ。 それはその場しのぎでごちゃごちゃした現状をさす。 ヒトの脳は実際すごく不完全、で非合理的な面がある。 それは進化とは必要に迫られた漸近的なものだ。実際にはもっとよくできても、それで一先ず問題がないのであれば、有り合わせの材料で済ましてしまう。 本書はそれを記憶、思考、判断、言語、心についてそれぞれ問題点を紹介している 紹介される実験に説得力がある。 トリビアな情報満載だ。 だけど、訳しかたが酷く読みづらいものにしている気がする。 ただ直訳したような、論理的ではあっても明解ではない文章が余計なストレスをかけている気がしてならなかった。 自分の頭の脆弱性を科学的に理解できると、対策がたてられると思う。 だからこの本は読んで損はしない! 僕自身もう一度読みかえしたいと思った。 僕自身は反射的な判断と、それに継ぎ足された塾考型の判断の二つのシステムの話しが興味深い。 人間が昔からの長い経験から生まれた反射思考と、自らの経験や知識からの熟考型の思考があり、その使い分けはクルージで、しばしば過った判断を侵す。 基本的には反射思考にまける 逆に反射による思考に近い言葉で大切なこと(習慣とか)を整理すれば、その反射思考を使って行動できるので達成可能性はますだろう。 たとえば、 風呂にあがったらストレッチをする とか 目覚ましをかける時に明日やることを思い出す とかだ。(と思う) 早速今から使ってみよ?
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ようは不条理なひとの脳の話。カミュだ。 記憶には二つの型があって。ひとつは郵便番号記憶で、もうひとつは文脈依存記憶。反射型システムと熟慮推量型システム。 なにが幸せかという問いじゃくて、どうしてひとは幸せを求めてしまうのか。なんで必要なものということになっているのか。 それは例え...
ようは不条理なひとの脳の話。カミュだ。 記憶には二つの型があって。ひとつは郵便番号記憶で、もうひとつは文脈依存記憶。反射型システムと熟慮推量型システム。 なにが幸せかという問いじゃくて、どうしてひとは幸せを求めてしまうのか。なんで必要なものということになっているのか。 それは例えば、不安感という感情はまったくもって必要ないものだ。でもおれらは不安だったり恐怖だったりを感じている。 認知エラー。
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進化の結果として今の我々があるのであれば、感情と論理に振り回されるクルージな自分を正当化してしまいそうだ、特に最近では(正当化したい訳ではないけど)。
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