クラッシュ の商品レビュー
楡さんの「朝倉恭介VS川端雅彦」シリーズ第4弾。 今回は川端雅彦が主人公のパート。 制御不能となった飛行機、 世界中にばら撒かれたコンピューターウイルス、、 この先どうなっていくんだろうとどんどんのめり込んでいってしまいました。 700ページもの超大作ですが、 あっ...
楡さんの「朝倉恭介VS川端雅彦」シリーズ第4弾。 今回は川端雅彦が主人公のパート。 制御不能となった飛行機、 世界中にばら撒かれたコンピューターウイルス、、 この先どうなっていくんだろうとどんどんのめり込んでいってしまいました。 700ページもの超大作ですが、 あっという間に読めてしまいます。 コンピューター社会に対する警笛とも受け取れる本作品ですが、 あんまり難しいことは考えずに楽しむのが正解かと(笑) しかし、本編主人公の川端さんは、 あんまり大したことしてないのに大事件を解決しちゃうんだなー。 目のつけどころがいいというか、運がいいというか。。 次回はもう少し活躍して欲しいところです。
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インターネットに自分の全裸写真をアップされ、ネット社会への復讐を誓った天才女性プログラマー、キャサリン。高度32000フィートの上空で突如、最新鋭機が操縦不能に陥る。システムを正常に戻す鍵は指定のHP内に隠されていると犯行声明がなされる。四大ネットワークが犯人の要求通り公開したH...
インターネットに自分の全裸写真をアップされ、ネット社会への復讐を誓った天才女性プログラマー、キャサリン。高度32000フィートの上空で突如、最新鋭機が操縦不能に陥る。システムを正常に戻す鍵は指定のHP内に隠されていると犯行声明がなされる。四大ネットワークが犯人の要求通り公開したHPに七千万のアクセス。凶暴なウイルス「エボラ」が、全世界を未曾有の恐怖に陥れる。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第4弾。
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今ひとつ盛り上がりに欠けました。 航空機内の危機感だとか、あるいはコンピュータウイルスに感染してしまうパニックとかが、あまり伝わらず淡々とした感じだったのが残念です。
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プログラムの組める人間からすると、いくら疲労のためとは言え、バグの内容がちょっと納得がいかなかったけど、コンピューターが絡んだストーリー物としては楽しめた。
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最高に面白い!ネット社会、コンピュータ依存の危うさに対する警告。男女関係のもつれから起こるサイバーテロ。ジェット旅客機に関する繊細な描写等全てに引き込まれる。
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「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第4弾。といっても肝心の主人公はあまり出てこないものの、前作まで同様小説の世界をリアルにするディティールの素晴らしさ。前作までの麻薬や兵器に続いて、今回は航空機とインターネット。
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すごく面白かったです! 600ページほどの長編ですが、夢中で一気に読んでしまいました。 構成がシドニィ・シェルダンを思わせるものがあり、エンターテイメント小説かしらと思いながら読み進めていきましたが、たいへん緻密かつ専門的な分野にまで踏み込んでいて、楡周平さんの見識の深さと頭のよ...
すごく面白かったです! 600ページほどの長編ですが、夢中で一気に読んでしまいました。 構成がシドニィ・シェルダンを思わせるものがあり、エンターテイメント小説かしらと思いながら読み進めていきましたが、たいへん緻密かつ専門的な分野にまで踏み込んでいて、楡周平さんの見識の深さと頭のよさを感じました。 具体的には航空機分野、そしてインターネット分野ですが、知らない世界を見せていただいて、わくわくドキドキ、たいへん楽しかったです。 ふだん漠然と感じているネット社会への不安、それがフィクションとはいえ、現実味を持って、思いもかけないスケールで展開されていきます。 また、単にそれだけで終わってしまうのではなく、電車の中で読みながら、思わず涙が出そうになることも何度もありました。 この前に読みました「異端の大義」に続き、感動の残る、読み応えのある本でした。
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シリーズ第4作、川瀬雅彦編としては2作目に当たるが、川瀬編の前作「クーデター」とは比にならない完成度の高さ。 「クーデター」ではあまり効果的とはいえなかった、場所を基点にカットバックして物語を進めていく方式が今回はだいぶ奏功しているし、文章構成や表現そのものも高度に練られているか...
シリーズ第4作、川瀬雅彦編としては2作目に当たるが、川瀬編の前作「クーデター」とは比にならない完成度の高さ。 「クーデター」ではあまり効果的とはいえなかった、場所を基点にカットバックして物語を進めていく方式が今回はだいぶ奏功しているし、文章構成や表現そのものも高度に練られているから、長さも気にならない。 なにより、ストーリーの骨子がしっかりとしていて、読者をハラハラさせ、この先どうなるんだろう? と興味を抱かせるという点において、まさに王道を行く作品。 福井晴敏氏の一連の作品を彷彿とさせる要素もある。 この小説が最初に発刊された年代(1998年)を慮れば、コンピューターに関して一般の人々にとってはやや難しい内容が書き込んであったような気もするが、その分、今読んでもそれほど時代遅れ感を抱くことはないし、素直に「へえ~」と思うことができる。 ただ、いかにも伏線になりそうな登場人物の錯誤が実は本筋とはまったく関係なかった、という風な無意味な描写もいくつかあり、それは少し邪魔かも。
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