VERNACULAR の商品レビュー
冒険家、石川直樹が世界各地で撮影したヴァナキュラー建築の写真集。 年齢を重ねるごとに白いマッスな建築からどんどん興味が薄れ、こうしたヴァナキュラーなものに心惹かれるようになるのは何故だろう。 ルドルフスキーの「建築家なしの建築」も合わせて読みたい。 膨大なボリュームがある写真なの...
冒険家、石川直樹が世界各地で撮影したヴァナキュラー建築の写真集。 年齢を重ねるごとに白いマッスな建築からどんどん興味が薄れ、こうしたヴァナキュラーなものに心惹かれるようになるのは何故だろう。 ルドルフスキーの「建築家なしの建築」も合わせて読みたい。 膨大なボリュームがある写真なので、スルメのように噛みしめたい。 量は質を生むの典型ではないか。
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風土、それは過去からの遺産ではない これから私たちが未来へ伝えていく、過去からの伝言なのだ この本の写真を見終えたら、そんな気持ちにならずにはいられない・・・・・・ 私に深く考えることを教えてくれた1冊。
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ヴァナキュラー建築、というのは、その土地固有の風土に合わせた形で作られた家のことであるらしい。一般的な「家」という概念を大きく越えて、まず自然環境ありきで、その前提を元にした建築ばかりなので、ユニークなものが多くて面白い。 掲載されている場所は、ベナンの水上都市ガンビエ、ペルー...
ヴァナキュラー建築、というのは、その土地固有の風土に合わせた形で作られた家のことであるらしい。一般的な「家」という概念を大きく越えて、まず自然環境ありきで、その前提を元にした建築ばかりなので、ユニークなものが多くて面白い。 掲載されている場所は、ベナンの水上都市ガンビエ、ペルーのチチカカ湖、沖縄の波照間島、カナダのハイダグワイなど。 ページ数は600ページ近くあって、だいぶ分厚いのだけれど、同じような写真がたくさん重複して載っているので、それを除くと、あまり写真の数は多くない。 フランス南部ドルドーニュ地方の、岩棚をそのまま利用してその隙間の空間を利用して作った家は特に面白かった。あと、良かったのは、岐阜県の白川郷。
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