病院はもうご臨終です の商品レビュー
現役の女性医師による、勤務医を中心とした様々な実態を描いたノンフィクションと言うかエッセイと言うか。 へー!そうなんだ!的な内容が多いが、どこまで信じて良いのかは判断できない。ただ、敢えてウソを描く必要性も余り無いだろう。 多少古い本だが、最近は新聞などでも実態が報じられつつある...
現役の女性医師による、勤務医を中心とした様々な実態を描いたノンフィクションと言うかエッセイと言うか。 へー!そうなんだ!的な内容が多いが、どこまで信じて良いのかは判断できない。ただ、敢えてウソを描く必要性も余り無いだろう。 多少古い本だが、最近は新聞などでも実態が報じられつつある内容とも合致している。TVの「視聴率優先・真実など二の次、三の次主義」による恣意的なイメージ操作の影響を受けていたんだと思うと、改めてTV番組の選択は慎重にしなければならないとも感じた。
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勤務医の実態を端的にまとめたもの。医療費削減の影響で儲からない医者がいっぱい。が、じゃあ、もう一歩どうしたらいいのか?はイマイチ見えてこない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 医療に関わる問題がしきりに論じられている。 医師不足や病院倒産、患者とのトラブルなどが、多くのメディアで報道されてもいる。 多くの問題を抱えたまま、日本の病院はこのまま臨終を迎えてしまうのだろうか? 本書は、現役の女医がユーモアを交えて現場から届けるレポートだ。 現在、病院で起きていることから、医者になるための道のりやその仕事の実態にいたるまでが描かれている。 女医が見た、泣けて笑えるありのままの医療現場の様子をここに伝える。 [ 目次 ] 第1章 強烈キャラの患者たち(患者はモンスターなのか おなかが痛いんですが…!? ほか) 第2章 医者ってやつは…(人生いろいろ、医者もいろいろ 体育会系の外科、文化系の内科 ほか) 第3章 医者の人生スゴロク(医者がセレブなわけはない! 医者になるためのロング・エンド・ワインディングロード ほか) 第4章 病院はご臨終なのか!?(医師バッシングは泣ける 失われた博士号の威光 ほか) 終章(医師の理想と現実を振り返って 死と直面する職業 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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改めて「医療はサービス」ということを実感。サービスであることに問題はないと思うがそれを取り巻く制度などに無理が来ている。 文章は面白おかしく書かれており非常に読みやすい。 自分は医師ではないが、一医療人としてぜひたくさんの人にこの本を読んでもらいたいと思った。
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医師や病院関係者、医療関係者(中央省庁の役人)のそれぞれが、ご臨終に向かってひたすらネガティブなスパイラルに陥っていることがよくわかりました。特に、医師志望の学生の動機付けに対する配慮がなさ過ぎなんだな、この国は。
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職業が違うからでしょうか。 この本を読んで、それほどのめり込むことはありませんでした。 確かに、身の回りに医師という職業の方は多いですし身内にも一人おりますが… やはり、医師という世界自体にそれほど興味がないのでしょうか。 第4章の終わりに記載されていた、 「患者の金銭的負...
職業が違うからでしょうか。 この本を読んで、それほどのめり込むことはありませんでした。 確かに、身の回りに医師という職業の方は多いですし身内にも一人おりますが… やはり、医師という世界自体にそれほど興味がないのでしょうか。 第4章の終わりに記載されていた、 「患者の金銭的負担は軽いままで、さらに国からの医療費も削減され そのくせ「医療はサービスだ」と言う風潮だけはエスカレートして 患者の利便性や病院でのサービス、医療の質の向上ばかりを求められても それでは病院経営が成り立たないのは当然」 には、大きく同意し 「日本の医療体制がこのままの状態ならば少し先の未来にはきっと 病院はご臨終となるであろう」 に、大きく賛同しました。 チーン。
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