あたりまえだけどなかなかできない聞き方のルール の商品レビュー
「できない」という思い込みに囚われない、『解決思考の質問』−「どうしたら上手くいくのだろうか?」は特に必要な内容だなと思った。 ・協力を引き出す「私(I)メッセージ」、相手のことを聞く「ユー・クエスチョン」(p28) ・応援してくれる人を増やす聞き方「次回同じような場合には...
「できない」という思い込みに囚われない、『解決思考の質問』−「どうしたら上手くいくのだろうか?」は特に必要な内容だなと思った。 ・協力を引き出す「私(I)メッセージ」、相手のことを聞く「ユー・クエスチョン」(p28) ・応援してくれる人を増やす聞き方「次回同じような場合には、具体的にどうしたらいいでしょう?」(p47) ・会議のルール「発言者の話したことを否定しない」「発言者が『以上です』と話し終わるまで邪魔をしない」−「否定しない・邪魔しない」これをしないだけでずいぶんと満足度の高い会議になる。(p73) ・ボディーランゲージに意識を向ける。「相手の話を聞く時はもっとしっかりうなずく」、聞き方が上手いと感じた人がいたらどんな表情やあいづち、うなずき方をするのか観察をする。(p88) ・相手に波長を合わせる技術を心理学でペーシングという。ペーシングの基本は姿勢。姿勢を合わせると相手の感情がより理解しやすくなる。姿勢やお茶を飲むタイミング等を合わせると心の距離が確実に縮まる(p90) ・あいづちの技術。一番優先するのはあいづちのテンポ。相手のアゴの動きを見るのが一番わかりやすい。テンポや深さをあわせて首を振るだけで面白いように成約をして頂けるようになった。(p97) ・あいづちのバリエーションを増やす。ヒントはハ行で受ける。「はぁ〜」「ひぇ〜」「ふ〜ん」「へぇ〜」「ほぉ〜」他には「ええ」、「うん」など(p98) ・波長が合う人だと思ってもらえる声の使い方は相手に合わせること。人間は自分が基準になる。自分に似た人を好む。(p100) ・「できない」という思い込みに巻き込まれない。「できない」と言われたときには「具体的にどんな課題があるのでしょうか?」「もしあえてやったらどうなりますか?」と聞く。(p150) ・初体面の相手と共通点を作る聞き方。(p170) ?笑顔で話をする ?「適度に整理すべし」を基本にして質問をする。 テーテレビ キー気候 ドー道楽(趣味) 二ーニュース セー生活 イー田舎(出身地) リー旅行 スースター、スキャンダル ベー勉強(知識、知的興味) シー仕事 ・パーソナルスペースを知る。 短時間で親密になりたい場合は、車や狭い部屋で食べたり飲んだりすると効果的。それは無意識に「近距離で楽しんでいるから親密なんだ」と感じるから。(p178) ・相手の怒りの静め方 まずはオウム返しでしっかり共感する。その上で謝る。まずは相手の気持を受け取る聞き方が大事(p190) ・解決につながる聞き方(p198) ダメな例:『問題思考の質問』「なんでうまくいかないんだろう」ーうまくいけない原因を自分に聞くと、それに対する答えを出してくるので余計に気持ちが沈む。 良い例:『解決思考の質問』「どうしたらうまくいくのだろう」−意識が未来に向かうので「未来志向の質問」ともいう。すると、「セールストークをどう変えたらいいのか」「モチベーションを高めるにはどうしたらいいか」などエネルギーがプラスの状態を作る。思ったような結果が出ない時には「どうしたらもっとよくなるだろうか?」と自分に問いかける。 ・「人は常にベストを尽くしている」−自分の立場から見ると不足な点が目につくこともあるが、相手のレベルでは精一杯やっているという受け止め方が、自分のコミュニケーション力をアップさせてくれることにつながる。また自分に対してもそのように受け止めることで前向きになれる。(p208)
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