史上最強カラー図解 プロが教える飛行機のすべてがわかる本 の商品レビュー
航空分野で働く人々へのインタビューを交えながら、飛行機やその周辺の航空分野の知識を全般的に解説する本。基礎的な知識から分かりやすく紹介しているので、航空書籍の一冊目としての選択も十分可能だが、不安な人は私のように秋元俊二氏などのコラム集で飛行機知識に体を慣らしておくといいだろう。...
航空分野で働く人々へのインタビューを交えながら、飛行機やその周辺の航空分野の知識を全般的に解説する本。基礎的な知識から分かりやすく紹介しているので、航空書籍の一冊目としての選択も十分可能だが、不安な人は私のように秋元俊二氏などのコラム集で飛行機知識に体を慣らしておくといいだろう。 本書は三部構成で、第一部では最新の旅客機エアバスA380を題材にした、飛行機の設計構想から組み立て、納品までの流れを紹介する。第二部では飛行機の原理や内部構造を、第三部では様々な航空機や乗務員の仕事、空港などの設備について紹介している。日本政府専用機の内部紹介やコンコルドの歴史、マーシャリング(地上誘導作業)の方法など、独自の特集が色々と組まれているのも特徴だ。 以下印象に残った事を列挙。 ・A380の構想から完成までには15年以上の歳月がかかっている ・航空機内部の電力はジェットエンジンが発電機を回すことで生み出される。停止している時は、後尾の補助電力装置や空港からの電力補給によって賄われる ・飛行機の航空灯及び飛行場の灯火はにはそれぞれ10種以上の種類があり、当然役割も異なる ・政府専用機は日の丸カラーのボーイング747-400で、普段は航空自衛隊千歳基地で維持管理されている ・「空飛ぶ空洞」こと貨物専用機は、機首先端がパカッと開いて大型の荷物を入れる。A380を運搬したのはベルーガ ・日本でもコンコルドを導入する計画があり、日本カラーの塗装模型も存在した ・法律で定められた緊急時の機内からの全員脱出制限時間は90秒 ・成田空港内部には警察署と警備隊が存在 ・空港と航空会社にはそれぞれアルファベット2~3文字のコードが割り振られている また、前回も同じようなことを言っているが、この時期(2,000年代後半)の航空書籍では、やはりその時期の最新機であるエアバスA380とボーイング787を大きく取り上げていることが分かった。A380のために今度シンガポール航空使ってみようか。
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飛行機(主に旅客機)がどのようにして飛んでいるのか・どのようにつくられているのかがよく分かる本です。イラストや写真がふんだんに使われており、前提知識の浅い方でもすんなり読めると思います。飛行機好きのみならず、少しでも航空系の勉強をしようと思っているなら、ぜひこの本の内容は理解して...
飛行機(主に旅客機)がどのようにして飛んでいるのか・どのようにつくられているのかがよく分かる本です。イラストや写真がふんだんに使われており、前提知識の浅い方でもすんなり読めると思います。飛行機好きのみならず、少しでも航空系の勉強をしようと思っているなら、ぜひこの本の内容は理解しておきたいですね。 所在:展示架 資料ID:11201798 請求記号:538 /Su96
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図解満載で非常に分かりやすい。現場の人、たとえばパイロットさんや整備士さん、スチュワーデスさんのお話が挿入されているのが、他の解説書にはない特徴。 大人のための飛行機絵本、といった感じで入門者にオススメします。
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