裁判長!これで執行猶予は甘くないすか の商品レビュー
傍聴ブーム、再び到来か!?
ベストセラー「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」待望の続編。相変わらずの素晴らしい人間観察ぶり。下手なドラマよりもすごい。
aoi
トロさんの文庫はなかなか新刊で入手できない。本書の奥付は2009年初版。裁判員裁判の候補になる可能性が誰にでも出てきた直前に文庫化され、大いに読者の参考になったことだろう。被告人の自分勝手な言い訳、検察官と弁護人とのダルいやり取り、やる気のない裁判官の様子がよく描かれている。難関...
トロさんの文庫はなかなか新刊で入手できない。本書の奥付は2009年初版。裁判員裁判の候補になる可能性が誰にでも出てきた直前に文庫化され、大いに読者の参考になったことだろう。被告人の自分勝手な言い訳、検察官と弁護人とのダルいやり取り、やる気のない裁判官の様子がよく描かれている。難関の司法試験を合格して法曹界に入った人々のやる気を削ぐほどの、しょーもない裁判事件が多いのか? TVドラマのような裁判はほとんどなく、多くの事件が傍聴人もないままひっそりと結審していくんだろうな。
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2作目ですが、今回も面白かったです。タイトルの「これで執行猶予は甘くないすか」の事件は本当に甘いなと思いました。多分これを言うためだけにこの本を出したのでしょう。
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裁判は面白い。他にも裁判関連の本を読んだけれど、裁判を傍聴して、作者の主観でツッコミを入れる感じが裁判傍聴を楽しんでいる感じが伝わり、行ってみたくなる。何よりこの作者さんと一緒に傍聴しに行ったら面白い裁判を見抜いてくれそうな気がする。
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川内有緒さんの『パリの国連で夢を食う』の後書きで、本を書くキッカケを作ったのが北尾トロさんだって書いてあったので購入。タイトルから想像できる通り、裁判傍聴モノ。 以前、裁判の傍聴ブームがあった。裁判員制度の導入前だと思う。当時、阿曽山大噴火さんの文章をいくつかネットで読んだ記憶...
川内有緒さんの『パリの国連で夢を食う』の後書きで、本を書くキッカケを作ったのが北尾トロさんだって書いてあったので購入。タイトルから想像できる通り、裁判傍聴モノ。 以前、裁判の傍聴ブームがあった。裁判員制度の導入前だと思う。当時、阿曽山大噴火さんの文章をいくつかネットで読んだ記憶がある。決して熱くならない阿曽山さんのドライな視点が好きだった。 さて、本書の感想。残念ながら,北尾さんの文章よりも、途中に挿入されている対談相手の阿曽山さんやダンディさんの言葉の方が面白かった。 『裁判は過程ですよ。判決へと至るまでの流れや証人尋問,検察官と弁護人の駆け引きなどのディテールが楽しいんです。』とダンディさん。 『ぼくは事件には興味なかったりするんです。裁判としては被告人質問とか証人尋問がおもしろくないですか。』と阿曽山さんも。 一方で『オレはどうしても事件のストーリー性に引っ張られる傾向が強い。』と北尾トロさん。 それが悪いわけではないが、裁判傍聴記の醍醐味は人間観察だ。事件のあらましが知りたいのであれば週刊文春でも読めばよい。もちろんトロさんの人間観察も悪くはないのだが、やはりストーリーに引きづられて熱くなりすきる嫌いがある。 今回一番面白かったのも阿蘇山の言葉 『個人的な感情をぶつける人は好きですね。痴漢の裁判で被告人は常習犯で犯行を認めてはいるものの反省の色が薄い。そこで検察官が言うわけですよ。『あんたね。これまで何十回も同じ事やって、やめる気あんの!』言葉が冷静さを失って、個人的な怒りが表に出てくる』 裁判、傍聴したくなりますね。
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サクッと読めたし面白かったけど古すぎて、色々と現代に合わない部分も多い。。 わたしも裁判傍聴してみたい!!
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裁判もの第2弾。 今回も色々な事件がありましたが 残念だったのは、視たい裁判を傍聴できなかった事。 券が出ない、というのでのんびりしてはいけない、と 高い代償で学んだ状況かと。 芸能人は、それだけすごい、という事でしょうか。 しかしというか、やはりというか 個性が強すぎる犯人...
裁判もの第2弾。 今回も色々な事件がありましたが 残念だったのは、視たい裁判を傍聴できなかった事。 券が出ない、というのでのんびりしてはいけない、と 高い代償で学んだ状況かと。 芸能人は、それだけすごい、という事でしょうか。 しかしというか、やはりというか 個性が強すぎる犯人ばかり。 証言者、も強いのがいましたが。 とはいえ、こうして読んでいるだけで十分です。
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傍聴ブームという社会現象まで起こしたベストセラー「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」待望の続篇はますます絶好調。男泣き大安売りの被告人に、キャラも十人十色の裁判官。嫉妬に狂った地味な女もキャバ嬢に騙された34歳の男も、法廷でそれぞれドラマを展開中。文庫版スペシャル・伊藤理佐さんの...
傍聴ブームという社会現象まで起こしたベストセラー「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」待望の続篇はますます絶好調。男泣き大安売りの被告人に、キャラも十人十色の裁判官。嫉妬に狂った地味な女もキャバ嬢に騙された34歳の男も、法廷でそれぞれドラマを展開中。文庫版スペシャル・伊藤理佐さんの突撃傍聴マンガも必読。
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『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の続編。 相変わらず裁判の傍聴を続けている北尾氏。 傍聴仲間との対談もあって面白いですね。 また続きが有るのでしょうか?
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傍聴録。 あの方は、今頃、閻魔大王の裁きを傍聴されているかも知れませぬ。 ご冥福をお祈りいたします。
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